こんにちは、ビタミンです。
甚大な被害をもたらした東日本大震災から14年、今回の「YOUは何しに日本へ?」には、復興の軌跡を映画を撮って記録するために気仙沼に通い続けるイタリア人映画監督が登場します。
今回は、東日本大震災からの復興をドキュメント映画にしているイタリア人監督のプロフィールや、イタリア人監督の作った今回上映する映画のストーリーと上映予定が気になって調べてみました。
それでは、早速みていきましょう。
気仙沼で映画を撮影・上映するイタリア人監督のプロフィール
気仙沼で映画を撮影し上映するイタリア人監督のお名前は、
- ロレンツォ・スクアルシア(Lorenzo Squarcia)
さんです。国籍は、
- イタリア
です。年齢や、イタリアの出身地に関する情報はありませんでしたが、
複数の外国語を習得しているロレンツォ監督の学歴は、
- ローマ芸術大学
で映画芸術を学ばれたと紹介されています。

しかし、実際にイタリアには「ローマ芸術大学」という名称の大学はないので、ロレンツォ監督は、イタリアにある美術学院や美術学校などを卒業されているのでしょう。
ロレンツォ監督は、Jumping Fleaという映画等を作る組織に所属されています。
2011の東北大震災から6年後の2017年にロレンツォ監督は、自身初の長編ドキュメンタリー映画「KOI 鯉」の制作のために日本に移住されました。
また、アメリカで撮影され2022年に発表したドキュメント映画の「青い水玉(Blue Dots)」は、イタリアのFestival Internazionale del Cinema Povero 2022 とRome Independent Film Festival 2022 に、アルバニアのティラナ国際映画祭 2022 に、そしてフランスのEuropean Film Festival of Lille 2022 のそれぞれのコンクールにノミネートされました。
そして、アメリカで最も権威のあるドキュメンタリー映画祭として知られるのCambria International Film Festival 2023 では、見事ベストドキュメンタリー賞を受賞しました。
情報こそありませんが、この時ロレンツォ監督は、ニューヨークにあるワシントン・スクエア公園でのロケのために、当然アメリカに移住されていたことに間違いないでしょう。
また、2023年6月には、気仙沼と南相馬でロケを行い制作したドキュメンタリー映画「灯 TOMOSHIBI」を製作しています。
そのほかに、ロレンツォ監督のプロフィール等の基本情報は見つかりませんでした。
過去のドキュメント映画のストーリ―と今回の上映予定
なにかと、情報の少ないロレンツォ監督ですが、監督が東日本大震災を題材にして撮影したドキュメンタリー映画は、
- KOI 鯉 (2019年作品)
- 灯 TOMOSHIBI (2023年作品)
の2作品と分かりました。
KOI 鯉 ストーリーと上映予定
映画「鯉」は、2人の男にフォーカスを当てたドキュメンタリー映画です。
主役の一人は、宮城県女川町の出身で、東京でバイクショップを営む全身刺青の入った方で、「SUPPORT THE UNDERGROUND」のリーダー成田さんで、「もう来なくていいって言われるまでボランティアを続けたい」と語る方です。
もう一人の主役の方は、津波で行方不明になった奥さんを探すためにダイバーとなったバス運転手の高松さんで、奥さんを探すために海底に潜って、その際に見つけた海底に眠っている遺留品を持ち主や遺族に送り届ける活動を続けている方です。
ドキュメンタリー映画のストーリーは、お二人の主役の震災からの思いや活動に密着した内容がストーリとなっていて、特に行方不明の奥様を探し続けるご主人の愛情がとても切なく胸を打たれる上映時間1時間17分の作品となっています。
この映画は、一般映画館では上映されてはいないようで、Amazonプライムやその他の映画サイトで有料で配信されている可能性があります。
映画の予告動画(2分47秒)がありましたので、よろしければご覧ください。ただし、実際の震災の映像も含みますので十分にご注意願います。
灯 TOMOSHIBI ストーリーと上映予定

映画「灯」は、宮城県の気仙沼と南相馬市で撮影されたロレンツォ監督の作品です。
映画のストーリーは、東日本大震災の被災者8人に対するインタビューを軸にして、震災発生から13年目の被災地の現状と被災者の心情を描いた作品となっていて、上映時間が1時間10分の作品です。
この作品は、昨年3月23日に、東日本大震災13周年特別企画として、TOMOSHIBI上映会実行委員会が、気仙沼市等の後援を受けて気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館 体験交流ホールで上映されたことが分かりましたが、今のところそれ以外に上映の実績や予定の情報がありません。
今後、新たな上映予定が入れば、お知らせいたします。
今回来日して上映予定の映画について
今回ロレンツォ監督が来日して、上映しようとしている映画のタイトルは、昨年も上映した映画「灯」で、上映される場所も昨年同様に気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館 体験交流ホールと変わりありませんでした。
今回の番組放送後の新たな上映場所、上映時間等については、一切情報が見つかりませんでした。
YOUは何しに日本へに出演
3月10日月曜日、午後6時25分からテレ東で放送される「YOUは何しに日本へ?★SNSにない地元食堂を探す&東日本大震災から通い続ける男」に、東日本大震災から通い続ける男としてロレンツォ監督が登場します。
これまで、東日本大震災関係で、2本のドキュメンタリー映画を撮影しているロレンツォ監督が、「今回、完成した映画を上映するために日本にやってきた。」と紹介されているので、遂に3作品目が完成したのでしょうか?
番組では、どうして現地でロレンツォ監督が人気者になったのか?また、なぜロレンツォ監督が復興の様子を撮影し続けていているのか、そして、今回出来上がった作品の内容や上映スケジュールも明らかにされることでしょう。
どう見ても、男前のイタリア人のロレンツォ監督ですから…、放送を見なくても地元の皆さんの人気者になった理由が分かりますね。(笑)
まとめ
今回は、「YOUは何しに日本へ?」に登場する復興の軌跡を記録するために気仙沼に通い続けるイタリア人映画監督に関して調べてみて、
- 気仙沼で映画を撮影し上映するイタリア人監督のお名前は、ロレンツォ・スクアルシア(Lorenzo Squarcia)さん
- 国籍は、イタリアで、年齢や出身地等の詳細は不明
- イタリアの芸術関係の美術学院か美術学校で映画芸術を学ぶ
- アメリカで撮影され2022年に発表したドキュメント映画の「青い水玉(Blue Dots)はアメリカで最も権威のあるドキュメンタリー映画祭として知られるのCambria International Film Festival 2023 では、見事ベストドキュメンタリー賞を受賞
- 東日本大震災関係のドキュメント映画は、現在2品の発表された。
- 2019年作品の「KOI 鯉」と、2023年作品の「灯 TOMOSHIBI」は、一般の映画館での上映はなく、「KOI 鯉」は、ネット有料サイトで見られる可能性があるが、「灯 TOMOSHIBI」については、上映や配信の情報は見当たらない。
- 今回来日して上映するドキュメント映画については、昨年上映された「灯 TOMOSHIBI」た
と分かりました。
震災から間もなく14年、いつまでも震災の出来事を風化させることが無いように、これからもロレンツォ監督には、ドキュメント映画を作り続けていただきたいと思います。
また、震災発生直後に、住民の避難誘導に向かって殉職した警察官についてまとめた記事等震災関連の記事もありますので、よろしければご覧ください。


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