こんにちは、ビタミンです。
今年、飲食業界の倒産件数が過去最高となる中で、昨年サブウェイ(SUBWAY)の日本法人を買収したワタミ会長の渡邉美樹さんが3月7日金曜日22時から放送される「ガイアの夜明け」に登場されます。
一時は政界にも打って出た渡邉美樹さんですが、彼が一代で財を成したその経歴と資産が気になりますよね。
この記事では、彼の経歴・資産(年収)・学歴・家族などの渡邉美樹さんの経歴やプロフィールについて調べてみました。
それでは、早速みていきましょう。
渡邉美樹の経歴
渡邉美樹プロフィール
名前 | 渡邉美樹(わたなべみき) |
生年月日 | 1959年10月5日生 |
年齢 | 65歳 |
出身地 | 神奈川県横浜市 |
出身高校 | 神奈川県立希望ヶ丘高等学校 |
最終学歴 | 明治大学商学部 |
主な役職 | ワタミ株式会社 代表取締役会長 兼 社長 CEO |
その他の役職 | 学校法人郁文館夢学園 理事長 岩手県陸前高田市 参与(震災復興支援) 公益財団法人School Aid Japan 代表理事 公益財団法人みんなの夢をかなえる会 代表理事 公益財団法人Save Earth Foundation 代表理事 |
血液型 | A型 |
渡邉美樹の経歴
渡邉美樹さんは神奈川県横浜市出身で、少年時代は野球に熱中していました。
10歳で母親と死別して悲しい時期に、父親の経営する広告事業の会社が清算される悲しい出来事が重なって起きましたが、渡邉少年はくじけることなく、将来は経営者になることを決意しました。
真面目な渡邉少年は、知り合いの方の紹介でキリスト教系の宗教団体に入信し、一時期は熱心に布教活動にも参加しましたが、やがて中学生時代に「信者以外は救われない」というその宗教団体の教義に疑念を抱き、中学卒業を機にその教団とは決別されました。
それでも、その宗教教団とは縁を切ったものの、世界三大ベストセラーの一つの「聖書」への造詣は深く、現在もキリスト教の教えは、彼の思想の土台となっています。
彼は大学卒業後に就職した経理会社「ミロク経理」を半年で退社して、自分の夢を実現するための「起業のための資金」を稼ぐために佐川急便のセールスドライバーになり、僅か1年間で起業資金300万円を稼いだという話は、現在も伝説として広く知られているところですね。

当時の運送業界では、労働時間の上限がなく、自分で頑張った分だけ収入が増えるシステムで、特に佐川のセールスドライバーは、「稼げる仕事」の花形として大人気の職業でした。
起業資金を得た渡邉さんは、1984年に「有限会社渡美商事」を設立して、当時経営不振の「つぼ八」の店舗を買い取って、フランチャイズ店のオーナーになりました。
その後、1987年には社名を「ワタミフードサービス」と改称して独立して、なんと1998年には株式上場を果たすまでに会社を大きくして、2002年には、ワタミを全国に300店舗を超える規模にまで成長させました。
また、2002年以降も彼の野望は尽きることなく、外食産業以外の産業にも進出する貪欲さを示して、2002年には農業に、そして2005年には介護分野に進出し、2008年には高齢者向けの弁当宅配事業に参入して、高齢化する現代を見据えての会社の多角化を図りました。
ところが、ここで渡邉さんは、一代で財を成した方が陥りやすいお決まりのコースにはまりました。
彼は、2009年にワタミ社長を退任し、同社会長に収まり、そして2011年2月15日には、ワタミの代表取締役会長を辞任して、経営の第一線から身を引かれて政治の政界に身を投じられることになり、その年の4月に実施される東京都知事選挙に無所属で出馬する意向を表明されました。
この時、渡邉さんは、「ワタミの運営により培ってきた経営能力を、企業を超えた枠組みで生かしたい」と出馬の意気込みを語られ、「高齢者が安心して年を取れる社会の実現」や、「高校生の10人に1人を1年間留学させる教育改革の構想」を掲げて東京都議会民主党の支援を受けましたが、東京・生活者ネットワークからの支援は積極的に受けられず、4選をめざす石原慎太郎知事、前宮崎県知事の東国原英夫の後塵を拝して3位で落選しました。
それでも、有り余る財力を背景にして、政治への夢は捨てきれず、同年6月、岩手県陸前高田市の参与に就任し、さらに2011年12月28日は大阪維新の会からの要請を受けて大阪府および大阪市の特別顧問に就任するなど、政治への関与を深めていく中、2013年5月末に、第23回参議院議員通常選挙に立候補されました。
渡邉さんは、自由民主党の比例区の自由民主党公認候補となり、18人中の16番目で初当選しましたが、政治の世界では、外食産業の経営のようには手腕を発揮することが出来ませんでした。
そして、渡邉さんが経営から離れていた間に、ワタミの経営が傾いてきたことを理由に、政界進出時には、ワタミには「1000%戻らない」と公言していたものの、2019年2月に行われた第25回参議院議員通常選挙には出馬することなく、同年7月に任期満了と同時に政界を引退されました。
政界を引退した年(2019年)の10月1日付で、彼はワタミの代表取締役会長兼グループ CEOに就任して、再び経営者としてビジネスの世界に復帰し、2020年10月5日には、「居酒屋のワタミから焼肉のワタミ」に業態変更することを発表し、更に昨年(2024年)には、ファストフード世界大手のサブウェイの日本法人、日本サブウェイを買収しました。
そして今回も、「居酒屋のワタミからサブウェイのワタミ」への大転換を図ることを狙っているようで、今後の発展が大いに期待されるところです。

サブウェイの買収金額は非公表とされましたが、併せてサブウェイと10年間のマスターフランチャイズ契約を締結したことで、この間独占的にサブウェイを展開する権利を得られました。
確か、彼の最初のビジネスモデルは、当時経営不振の「つぼ八」の店舗を買い取って、フランチャイズ店のオーナーになったところからスタートさせていることから、今回も、柳の下の2匹目のドジョウを狙っている感がありますね。うまくいけばいいですね。
渡邉美樹の資産(年収)がすごい
渡邉さんが参議院議員時代には、2013年7月の参院選で当選した議員121人の資産報告書が国会議員資産公開法に基づき公開されています。
この時公開された全議員になかで、資産額が一番多かったのが渡邉さんで、その資産総額は17億580万円でした。また、この公開で、2014年度の年収も発表されたとの情報もあり、彼に年収は全議員の中で首位の12億8109万円だったとの噂もあります。
- 年収 12億8109万円
- 資産総額 17億580万円
現在のワタミは、一時ほどの勢いがないにせよ、仮に彼の年収が当時の半分に下がったと仮定しても、その年収は6億円となり、その半分程(45%)税金で持っていかれても収入は約3億円となります。
なので、当時17億円の資産に、10年分の収入を加えると、単純計算をしても、最低で資産合計は47億円以上という信じられない金額となりました。
また、最近のワタミの役員報酬は1億円前後との噂もあり、その情報を基にしても、その半分を税金で持っていかれても収入は5000万円程になり、現在の総資産は22億円となります。
渡邉さんは、役員と言っても最高位の会長職であることから、一般の役員より多くの年収があることには間違いないと思います。
渡邉美樹の学歴
渡邉美樹さんの出身高校は神奈川県立希望ヶ丘高等学校です。神奈川県立希望ヶ丘高等学校は進学校として有名な学校で、偏差値は66で、神奈川県内の公立高校では10位にランクインされています。
高校を卒業後は「明治大学商学部」に進学されました。大学では横浜在住の明大生の親睦会「横浜会」の幹事長として、約120人のメンバーを率いていて、歌手の森進一さんをゲストに招いて開催したチャリティコンサートでは、1万2000人もの観客を動員させるなどの手腕を発揮されました。
かなりアクティブな学生だった渡邉さんは、数々のイベントを成功させた一方で、夏休みや春休みには、アルバイトで貯めた資金で日本一周旅行や北半球一周旅行などを楽しみました。
特に、北半球一周旅行の時の経験が、彼に「外食産業で起業する」決意を固めさせたそうです。
かなり充実した大学生活を送られたようですね。
渡邉美樹の家族
渡邉さんの家族は、奥様と二人のお子様の4人家族です。
奥様との出会いは、食事に寄ったレストランで、渡邉さんが当時ウエイトレスをしていた洋子さんに一目惚れしたことです。
渡邉さんは、奥様に猛アタックしましたが、当時奥様は人妻で、一時はフラれましたが、その後奥様が前のご主人と離婚されたことを切っ掛けにして、めでたくゴールインすることが出来ました。
お二人が結婚した当時は、まだまだ渡邉さんには十分な資産もなく、奥様は、渡邉さんの夢を応援するために、ホステスとして働いて家計を支えていた時代もありました。
ですから、奥様は、決して当時は玉の輿に乗った訳ではなかったようです。
奥様の洋子さんと渡邉さんの間にはお子さんが二人いらっしゃいます。
長男・将也さんは、2020年1月1日付で同社の執行役員に就任されています。
次男・烈士さんは、学校法人郁文館夢学園理事兼中学校教頭です。学校法人郁文館夢学園という学校は渡邉さんが創立した学校で、渡邉さんご自身が理事長と校長を務めています。

渡邉さんは、ビジネスは長男の将也さんに、そして教育事業については次男の烈士さんに譲っていくおつもりのようですね。
それにしても、「1000%戻らない」と公言して政界入りしたものの、現在は経営の立て直しのために再び会長職に戻られワタミの会社は、渡邉さんが不在でも大丈夫なのかと、少し心配になりますよね。
まとめ
今回は、渡邉美樹さんの経歴・資産(年収)・学歴・家族などの渡邉美樹さんの経歴やプロフィールについて調べてみて、
と分かりました。
渡邉さんの発言については、猛烈に働く昭和の時代の色彩が強くにじんでいて、過去にも色々と物議を醸しています。
さてさて、昔は時代の寵児といわれたワタミの渡邉美樹CEOですが、令和の時代の外食産業の時代の寵児といえば、家系ラーメン「壱角家」やさぬき麺の「山下本気うどん」を経営する株式会社ガーデンの川島賢社長が、昔の渡邉美樹CEOの席に座っています。今回、そんな式会社ガーデンの川島賢社長のプロフや、急成長を支える3つのキーワードを記事にしましたので、そちらもご覧ください。

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