こんにちは。ビタミンです。今回、NHKが放送100年企画で、みんなのベスト紅白としてお届けする「第20回紅白歌合戦」のリマスター版が再放送されることになりました。
最近の小学生は、YouTubeで、松田聖子や米米CLUBの歌を聴いているそうですが、今回の第20回紅白歌合戦の時代の出場歌手となると、さすがのYouTube好きの小学生もお手上げでしょうね。
という私も、当時の出場歌手の皆さんの顔と、曲名がすべてわかる訳ではありませんが、この時の出場歌手の方々は、ご存命でご活躍されているのだろうか…、と現在のご様子が気になりますよね。
ということで、今回は、第20回紅白歌合戦出場歌手の方の現在について調べてみました。
それでは、早速みてまいりましょう。
第20回紅白歌合戦・前半戦の出場歌手の現在、安否確認
それでは、前半戦出場歌手の皆さんの生存状況…、いやいや、安否確認を行いましょう。順番は、当時の出場順したがって調べてみます。
⓵ 青江三奈(故人)
紅組トップバッターの青江三奈さんは、紅白3回目の出場で、「池袋の夜」という歌を謳われました。1941年5月7日のお生まれでしたが、2000年7月2日に59歳でお亡くなりになられています。
② 布施明
白組トップバターは、布施明さんです。布施さんも紅白3回目の出場で、曲目は「バラ色の月」です。1947年12月18日のご誕生で、現在77歳で、2020年に芸能活動55周年を迎えていて、現在も現役歌手として活動されています。
③ いしだあゆみ
紅組のいしだあゆみさんは、 この時が紅白初出場で、当時大ヒット曲となった「ブルー・ライト・ヨコハマ」を引っ提げての登場でした。
1948年3月26日のご誕生で、現在76歳です。最近は、歌手活動は見られず、女優としての活動を行っており、2020年に文化庁長官表彰、そして2021年には旭日小綬章受賞を受賞しています。
④ 千昌夫
白組の千昌夫さんは、2回目の出場で、曲目は「君がすべてさ」でした。
1947年4月8日のご誕生で現在77歳です。千さんは莉玖前高田市の出身で2011年の大震災の被災者となり、同年末の第62回紅白歌合戦には、22年ぶりの紅白出場をされました。
⑤ 小川知子
紅組の小川知子さんも、2回目の出場で、曲目は「初恋のひと」でした。
1949年1月26日のご誕生で、現在76歳です。現在も、女優として活動されています。
⑥ 西郷輝彦(故人)
白組の西郷輝彦 さんは、6回目の出場で、曲目は「海はふりむかない」でした。
1947年2月5日のお生まれでしたが、2022年2月20日に75歳でお亡くなりになられています。
⑦ カルメン・マキ
紅組のカルメン・マキさんは、紅白初出場で、曲目は「時には母のない子のように」でした。
1951年5月18日のご誕生で、現在73歳です。生涯現役を目指して現在も歌手活動を続けられています。
⑧ アイ・ジョージ(故人)
白組のアイ・ジョージ さんは、10回目の出演で、曲目は「ク・ク・ル・ク・ク・パロマ」でした。1933年9月27日にイギリス領香港で誕生され、2025年1月に91歳でお亡くなりになられました。
⑨ 越路吹雪(故人)
紅組の越路吹雪さんは、15回目の出場で、曲目は名曲「愛の讃歌」でした。
1924年2月18日に誕生され、1980年11月7日に56歳でお亡くなりになられました。
⑩ 春日八郎(故人)
白組の春日八郎さんは、15回目の出場で、曲目は「別れの一本杉」でした。
1924年10月9日のご誕生で、1991年10月22日に67歳でお亡くなりになりました。
⑪ 奥村チヨ
紅組の奥村チヨさんは、紅白初出場で曲目は「恋泥棒」でした。
1947年2月18日のご誕生で、現在77歳です。2018年末で、芸能活動を引退されました。
⑫ ザ・キング・トーンズ(解散)
白組のグループ出演のザ・キング・トーンズは、紅白初出場で、曲目は「グッド・ナイト・ベイビー」でした。
グループは4人で構成され、中心メンバーだった内田正人さんも、2019年2月15日に82歳でおなくなりになっているので、消滅解散したものと思われます。
⑬ 水前寺清子
紅組の水前寺清子さんは、5回目の出場で、曲目は「真実一路のマーチ」でした。
1945年10月9日のご誕生で、現在79歳です。現在も歌手や、司会者として現役でご活躍中です。
⑭ 三田明
白組の三田明さんは、6回目の出場で、曲目は「サロマ湖の空」でした。
1947年6月14日の誕生で、現在77歳です。2020年にも新曲をリリースするなど、現在もご活躍中です。
⑮ 由紀さおり
紅組の由紀さおりさんは、紅白初出演で、曲目は「夜明けのスキャット」でした。
1946年11月13日のご誕生で、現在78歳です。2012年に紫綬褒章を受章し、その年の第63回NHK紅白歌合戦にも出場されたほか、2019年には旭日小綬章受章を、2024年には、第45回松尾芸能賞特別賞を受賞するなど、昨年もベストアルバムをリリースされるなど精力的に活動されいます。
⑯ デューク・エイセス(解散)
白組のグループのデューク・エイセスは、7回目の出場で、曲目は「筑波山麓合唱団」でした。
このコーラスグループは男性4人で編成され、1955年から2017年までの62年間活動し解散しました。
⑰ 伊東ゆかり
紅組の伊東ゆかりさんは、7回目の出場で、曲目は「宿命の祈り」でした。
1947年4月6日に誕生され、現在77歳です。現在も、歌手や女優としてご活躍中です。
⑱ 菅原洋一
白組の菅原洋一さんは、3回目の出場で、曲目は「潮風の中で」でした。
1933年8月21日の誕生で、現在91歳です。2019年に文化庁長官表彰を受け、90歳を過ぎても精力的に活動しCDを発表され、2025年もコンサート予定を発表するなど、現在も現役バリバリの歌手活動を行っていることから、唯一無二の存在として新規の若いファンも増えています。
⑲ 岸洋子(故人)
紅組の岸洋子さんは、6回目の出場で、曲目は「夜明けのうた」でした。
1935年5月23日生まれで、1992年12月11日に、57歳でお亡くなりになっています。
⑳ 坂本九(故人)
白組の坂本九さんは、9回目の出場で、曲目は「見上げてごらん夜の星を」でした。
1941年12月10日生まれで、日航機墜落事故で1985年8月12日に43歳で群馬県多野郡上野村の御巣鷹の尾根でお亡くなりになりました。
㉑ 森山良子
紅組の 森山良子さんっは、紅白初出場で、曲目は「禁じられた恋」でした。
1948年1月18日のご誕生で、現在77歳です。2006年度芸術選奨文部科学大臣賞を受賞し、2008年秋に紫綬褒章を受章され、現在も、歌手と女優として現役バリバリで活躍中です。
㉒ 鶴岡雅義と東京ロマンチカ
白組前半最後のグループの鶴岡雅義と東京ロマンチカは、2回目の出場で、曲目は「君は心の妻だから」でした。
リーダーの鶴岡雅義さんもご存命のようで、グループもメンバーの変遷はあるものの、現在も存続しているようです。
㉓ 島倉千代子(故人)
紅組前半のトリは島倉千代子さんで、13 回目の出場で、曲目は「すみだ川」でした。
1938年3月30日生まれで、2013年11月8日に75歳でお亡くなりになりました。
㉔ 三波春夫(故人)
白組前半のトリは三波春夫さんです。12回目の出場で、曲目は「大利根無情」でした。
1923年7月19日生まれで、2001年4月14日に、77歳でお亡くなりになっています。

ここで前半戦終了です。紅白と同様に、ここで休憩を取りたいと思います。ソロで出演された21名の内、青江三奈さん、西郷輝彦さん、アイ・ジョージさん、越路吹雪さん、春日八郎さん、岸洋子さん、坂本九さん、島倉千代子さん、三波春夫さんの9名がお亡くなりになり、グループ出演された3組の内、一組は解散されています。
第20回紅白歌合戦・後半戦の出場歌手の現在、安否確認
それでは、引き続き後半戦に出場された歌手の皆さんの生存状況…、いやいや、安否確認を行いましょう。後半戦も順番は、当時の出場順したがって調べてみます。
㉕ 橋幸夫
白組後半のトップバッターは橋幸夫さんです。10回目の出演で、曲目は「京都・神戸・銀座」でした。
1943年5月3日に誕生され、現在81歳です。「社長~💕」のCMでおなじみの夢グループ所属の歌手として、BSチャンネルのCMもご出演中です。
㉖ 弘田三枝子(故人)
紅組後半のトップバッターは弘田三枝子さんで、6回目の出場で、曲目は「人形の家」でした。
1947年2月5日に誕生され、2020年7月21日に73歳でお亡くなりになりました。
㉗ 佐川満男(故人)
白組の佐川満男さんは、3回目の出場で、曲目は「今は幸せかい」でした。
1939年11月9日生まれで、2024年4月12日に84歳でお亡くなりになりました。
㉘ 黛ジュン
紅組の黛ジュンさんは、3回目の出場で、曲目は「雲にのりたい」でした。
1948年5月26日に誕生され、現在76歳です。現在も現役の歌手をされているようです。
㉙ 村田英雄(故人)
白組の村田英雄さんは、9回目の出場で、曲目は「王将」でした。
1929年1月17日生まれで、2002年6月13日に73歳でお亡くなりになりました。
㉚ 西田佐知子
紅組の西田佐知子さんは、9回目の出場で、曲目は「アカシアの雨がやむとき」でした。
1939年1月9日に誕生され、現在86歳です。芸能活動は、1882年にシングル曲をリリースしたのを最後に終えられたとされています。
㉛ 水原弘(故人)
白組の水原弘さんは、6回目の出場で、曲目は「君こそわが命」でした。
1935年11月1日生まれで、1978年7月5日に42歳でお亡くなりになりました。
㉜ 梓みちよ(故人)
紅組の梓みちよさんは、7回目の出場で、曲目は「こんにちは赤ちゃん」でした。
1943年6月4日生まれで、2020年1月29日に、76歳でお亡くなりになりました。
㉝ 美川憲一
白組の美川憲一さんは、2回目の出場で、曲目は「女とバラ」でした。
1946年5月15日に誕生され、現在78歳です。芸能界のご意見番の地位を確立され、現在も現役として活動中です。
㉞ 高田恭子
紅組の高田恭子さんは、紅白初出場で、曲目は「みんな夢の中」でした。
1948年10月24日に誕生され、現在76歳です。引退はされていないようですが、顕著な活動はないようです。
㉟ ダークダックス(解散)
白組のダークダックスは、12回目の出場で、曲目は、「あんな娘がいいな」でした。
活動期間は、1951年から2016年までの間で、現在は解散しています。
㊱ 中尾ミエ
紅組の中尾ミエさんは、8回目の出場で、曲目は「忘れられた坊や」でした。
1946年6月6日に誕生され、現在78歳です。BSテレビのCMではよくお元気なお姿をお見掛けします。
㊲ 内山田洋とクール・ファイブ(解散)
白組の内山田洋とクール・ファイブは、紅白初出場で、曲目は「長崎は今日も雨だった」でした。
2006年11月3日に、リーダーの内山田さんが肺がんのため横浜市内の病院で70歳でお亡くなりになり事実上解散しました。その年の大晦日の第57回NHK紅白歌合戦では、前川のサポートでオリジナルメンバー(宮本、小林、岩城、森本)が集結して、クール・ファイブが一夜限り再結成を果たしました。
㊳ ピンキーとキラーズ(解散)
紅組のピンキーとキラーズは、2回目の出場で、曲目は「星空のロマンス」でした。
ピンキーとキラーズの活動時期は、1968年から1972年の4年間の活動後解散しました。
㊴ フランク永井(故人)
白組のフランク永井さんは、13回目の出場で、曲目は「君恋し」でした。
1932年3月18日生まれで、2008年10月27日に76歳でお亡くなりになりました。
㊵ ザ・ピーナッツ(解散)
紅組のザ・ピーナッツは、11回目の出場で、曲目は「ウナ・セラ・ディ東京」でした。
活動期間は1959年2月11日から1975年4月5日で解散されました。双子の姉妹は、1941年4月1日生まれで、姉のエミさんが2012年6月15日に享年71歳で、妹のユミさんが2016年5月18日に享年75歳でお亡くなりになっています。
㊶ 舟木一夫
白組の舟木一夫さんは、7回目の出場で、曲目は、「夕映えのふたり」でした。
1944年12月12日に誕生され、現在80歳です。2022年12月7日にシングル曲をリリースされてからは、顕著な活動はないようですが、引退はされていません。
㊷ 佐良直美
紅組の佐良直美さんは、3回目の出場で、曲目は「いいじゃないの幸せならば」でした。
1945年1月10日に誕生され、現在80歳です。1987年に芸能界を引退しましたが、2010年に歌手として復帰して、現在も芸能活動を続け得られています。-
㊸ 北島三郎
白組の北島三郎さんは、7回目の出場で、曲目は「加賀の女」でした。
1936年10月4日に誕生され、現在88歳です。足が弱り、以前程の活動ではありませんが、それでも椅子に座って歌い続ける姿が現在も見られます。
㊹ 都はるみ
紅組の都はるみさんは、5度目の出場で、曲目は「はるみの三度笠」でした。
1948年2月22日に誕生され、現在76歳です。活動期間は、1964年から1984年で、普通のおばさんになりたいと引退をされましたが、その後1987年に歌手活動を再開され、2005年に芸術選奨文部科学大臣賞を受賞、2010年には紫綬褒章を受章されましたが、2016年にふたたび芸能活動を休止され現在に至っています。
㊺ 森進一
白組のトリの森進一さんは、2回目の出場で、曲目は「港町ブルース」でした。
1947年11月18日に誕生され、現在77歳です。2021年春の叙勲において旭日小綬章を受章され、昨年にはデビュー55周年を迎えられましたが、現在も精力的に歌手活動をされています。
㊻ 美空ひばり(故人)
紅組のトリの美空ひばりさんは、14回目の出場で、曲目は「別れてもありがとう」でした。
1937年5月29日生まれで、1989年6月24日に52歳でお亡くなりになりました。

これで後半戦も終了です。ソロで出演された18名の内、弘田三枝子さん、佐川満男さん、村田英雄さん、水原弘さん、梓みちよさん、フランク永井さん、美空ひばりさんの7名がお亡くなりになり、グループ出演された4組の全ては解散されていました。
みんなのベスト紅白・懐かしの「NHK紅白歌合戦〜第20回」番組情報
アポロ11号による人類初の月面着陸に世界が注目したこの年の紅白歌合戦は、昭和歌謡の黄金時代ともいえるラインナップです。
「ブルー・ライト・ヨコハマ」のいしだあゆみ、「夜明けのスキャット」の由紀さおり、「人形の家」の弘田三枝子、「アカシアの雨がやむとき」の西田佐知子、「グッド・ナイト・ベイビー」のザ・キング・トーンズ、「見上げてごらん夜の星を」の坂本九、「君こそわが命」の水原弘、「港町ブルース」の森進一など豪華メンバーが勢ぞろいしていますので、放送が楽しみですね。
ただし、今回は、1969年に放送された第20回紅白歌合戦を当時の白黒映像で再放送されるようです。
記録によれば、第15回紅白歌合戦以降は、カラー放送が行われているはずなのですが、今回の再放送が白黒放送となった理由については、NHKが録画したビデオテープに、別の番組を誤って上書きして第20回紅白歌合戦の放送データを消してしまい、NHKには原本のデータがないためのようです。
なんでも、現存する映像は総合司会を務めた宮田輝さんの奥様がご自宅で録画して、後にNHKに渡されて白黒のVTRだけなので、今回の放送は白黒で放送されると分かりました。

第20回紅白歌合戦は、紅組が優勝して、通算成績が10勝10敗になったそうです。
ちなみに、2024年までの通算成績は紅組が34勝、白組が41勝で白組がリードしていて、連勝記録は、紅組が3連勝、白組が6連勝が最多になっているそうです。
まとめ
今回は、第20回紅白歌合戦に出場された歌手の方々の現在の様子が気になって調べてみました。
今回調べて分かったことは、
と分かりました。
当時若さとエネルギーの塊だった出演歌手の方々も、大半が70代後半から80代となり、16名以上方が鬼籍に入られている現状から、55年の月日の長さを実感させられる調査結果となりました。
この時代を知らない方には、当時の様子をどのように受け止めて感じるのでしょうか。私は今回の放送を、少し感慨をもって楽しみたいと思います。
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