スポンサーなく最終回で放送打ち切りだった?サザエさんが継続している理由

テレビ

 こんにちは、ビタミンです。

 今年の3月頃、フジテレビの中居正広氏の問題で、フジテレビのスポンサー離れが雪崩式に起きて、日曜夕方の国民的長寿番組「サザエさん」が最終回を迎え、打ち切られるとの残念な報道がありました。

 あれ???

 テレビ番組表を見ると、今週もに日曜日の午後6時30分からの指定枠に、サザエさん放送枠があるではありませんか?

 再放送でもないようだし…?

 放送打ち切りと報道されてしまった、その背景と理由について調べてみました。

この記事でわかること…

・ サザエさん基本情報

・ サザエさんスポンサーの変遷

・ 放送が打ち切られた一部の地域

・ フジテレビのスポンサー離れの原因

 それでは、早速見ていきましょう。

サザエさん基本情報

 テレビでのサザエさんの放送は、1069年10月5日にフジテレビ系列で始まりました。

 この年は、アメリカのアポロ11号が、人類初の月面着陸に成功し、その翌年には、大阪万国博覧会が開催されるなど、日本も世界もキラキラと輝いていた時代でした。

 テレビアニメ・サザエさんの原作は、漫画家の長谷川町子さん4コマ漫画だということは有名ですね。

 長寿番組で、人気があることから「国民的アニメ」と呼ばれていますが、放送当初は、ドタバタ調のギャグアニメでした。

 すると、原作とのイメージの違いに苦情が殺到し、1975年頃からは、現在まで続いているホームドラマ調の内容に変更され落ち着きました。

 また、国民的アニメと呼ばれる宿命として、放送内容について、それぞれの時代にマッチした内容にするよう視聴者からのリクエストやクレームが多くお寄せられ現在に至っています。

 作品の世界観のベースは昭和風のイメージを保ちつつも、

・ げんこつを入れるシーンや、正座をさせて長時間お説教をするシーンへの苦情(パワハラ?)

・ 喫煙をするシーンへの苦情(禁煙運動の高まり)

等を受けて、時代の流れに合わせて、批判されるシーンの削除や減少等の見直しを行ってきています。

 とはいえ、未だに、パソコンや携帯電話は登場させておらず、磯野家の電話機も、未だに黒電話の設定を貫くなど、一部では作品の雰囲気をかたくなに守り抜くなど、昭和のレトロ感と、現在の時代に合わせた時代観を、微妙にマッチングさせつつ現在も新たな作品を製作しています。

 昭和のような、現代のような、そんな不思議な世界観がサザエさんの魅力となっています。

 1989年には、放送回数が1000回を突破し、また、1991年から次回予告の最後にお馴染みの、サザエさんとジャンケンをするスタイルも採用されました。

 1992年に原作者の長谷川町子さんがご逝去された後も、放送は続き、2013年には、最も長く放映されているテレビアニメ番組として、ギネスの認定を受けています。

 

サザエさんスポンサーの変遷

 1969年の放送開始当時から、2018年までの間の49年間、東芝がスポンサーを務めていました。

 しかし、東芝の業績不振に伴い、東芝がスポンサーから撤退して、2018年3月からは、日産自動車を中心にした9社がスポンサーになり番組を継続することが出来ました。

 こうした中、2025年1月に、タレントの中居正弘氏の問題から始まったフジテレビ問題の影響から、フジテレビに対する信頼低下によるスポンサー離れが始まり、2月2日からの1カ月間、サザエさんの放送は、スポンサーなしで放送されるという異常な事態となりました。

 そして、3月末にサザエさんは最終回を迎え、番組が打ち切られるとの報道がまことしやかに行われ、てっきり今年の3月末で、サザエさんの放送は終わってしまったと日本中の方が思っていました。

 しかし、さすが、ギネスにも長寿番組として認定された国民的番組に対するスポンサー需要は高く、まだまだフジテレビに対する信頼回復がなされていない段階でも、サザエさんには新たなスポンサーが決まったのです。

 そして、2025年4月から、スーパーマーケット等を展開しているOICグループと、ゲームのレンタル等で有名なゲオ2社のスポンサーの提供が行われたことにより、一時は番組打ち切りと報道された、テレビアニメ・サザエさんは現在も放送がされていることがわかりました。

 

放送が打ち切られた一部の地域

 今回のフジテレビ問題によるスポンサー離れの余波を受け、2月から1っカ月間、スポンサーが不在となったことから、全国的に、サザエさんの放送が終了・打ち切られるとの噂が流れました。

 しかし、実際は、先ほどお話しした通り、新たなスポンサーを得て、サザエさんは現在も放送中となっています。

 こんなデマがまことしやかに囁かれた原因の一つに、徳島県内の唯一の民放局のJRT四国放送で新年度に向けた番組改編がおこなわれたことに関係があるかもしれません。

 それまで毎週月曜日10時55分から放送されていた「サザエさん」の枠に、次週3月31日が最終回と明記されていたことが発端となり、全国的に、サザエさんの放送が最終回を迎え、3月末で打ち切られるとのデマ情報が拡散されたようですね。

 事実は、徳島県の民放局の番組編成が変わり、55年間続いていたサザエさんの配信枠が無くなっただけの話ですが、丁度、フジテレビ問題で世間の注目を集めていたことと、サザエさんの知名度の高さからくる国民の関心の高さとが合わさって、このような誤った情報が広がったのでしょう。

 逆説的にとらえれば、さすが、サザエさん!とその影響力の高さを見せつけられた感じですね。

フジテレビのスポンサー離れの原因

 フジテレビのスポンサー離れの発端は、先に触れた通り今年1月に発覚した中居正広氏の問題でしょう。

 問題発覚後に、フジテレビの幹部社員もその問題に深く関与しており、しかも会社の業務としての関与が明らかになったことから、フジテレビに対する社会的信用が一気に失われました。

 現在、フジテレビでは、社内外の関係者により、社風の改善、開発防止に向けた社内改革の推進等の懸命の努力が行われているはずです。

 とはいえ、一度失った社会的信用を回復することは容易ではなく、さらに、広告に対する時代の流れがテレビ一辺倒だった時代から、SNS等の他のメディアにシフトしている時代の変化とも合わさって、とても厳しい状況が続いています。

 一時期、「楽しくなければテレビじゃない!」と言い放っていたフジテレビですが、少し浮かれすぎて、女性社員を犠牲にして、一部の権力のある人たちだけの楽しみの追求に走った結果が、今回のような不祥事として露呈してしまったのですね、残念です。

 フジテレビには、サザエさんの磯野ご一家のように、平凡でも、ほのぼのとして一般庶民の幸せを願う気持ちに立ち返り、これからもよい番組を放送していただければと願います。

まとめ

 今年1月に発生した中居正広氏の問題に端を発したフジテレビ問題で、多くのスポンサーを失ったことから、サザエさんの放送が3月末で打ち切られるとの情報があり、淋しい思いをしていました。

 ところが、現在もサザエさんの放送は続いていて、調べて見ると、

・ 2025年2月の一か月間は、スポンサーなしで放送された

・ 四国徳島県の民放局の番組改編で、サザエさんの放送枠が、3月31日を最後に消滅した

・ 2025年4月からは、新たに2社がサザエさんのスポンサーになり、番組は継続的に放送されている

ことが分かりました。

 サザエさんのスポンサーといえば、東芝のイメージが強く、最近は日産のイメージに多少の違和感を覚えつつも慣れ親しんできた所でした。

 今回、2025年4月から、スーパーマーケット等を展開しているOICグループと、ゲームのレンタル等で有名なゲオの2社が新スポンサーになったので、今週の週末は、是非とも、サザエさんがどのようにスポンサーの紹介をしているのかを、興味深く拝見してみたいと思いました。

 また、ゲオがスポンサーに着いたことで、今後磯野家に、遂にコンピューターゲームが登場するシーンが見られるのでしょうか?ちょっと気になりますよね。

 そんなことを思いながら、この週末には、ゆっくりと自宅で、サザエさんを見て過ごしてみたいと思います。

 

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