今回は、日曜午後のフジテレビ「ザ・ノンフィクション」に登場した苦節20年、フリーのインディーズ芸人として活動する村橋ステムさんについて調べてみました。
番組では、大阪の売れないインディーズ芸人の聖地となっている大阪玉造の「ライブ喫茶亀」に半年間密着取材するなかで、インディーズ芸人として必死に生きている方々とそれを支援する方の姿を追っています。
村橋ステムさんは現在34歳ですが、芸能事務所に所属しないフリーランスの芸人としての人生に限界を感じ、東京で、芸能事務所に所属し、売れることを目指すと決めたそうですが、その願いは実現できたのしょうか?
今回は、そんな村橋ステムさんのプロフィールと芸風についてまとめてみました。
村橋ステムのプロフィール
村橋ステム基本データ
芸名 | 村橋 ステム(むらはし すてむ) |
本名 | 村橋 亮 (むらはし りょう) |
生年月日 | 不詳 (1990年1月11日) |
年齢 | 34歳 ※2025年4月末現在 |
出身 | 兵庫県尼崎市 |
職業 | お笑い芸人 |
所属事務所 | なし(フリーランス) |
家族 | 不詳 |
学歴 | 高校卒業後、放送芸術学院専門学校バラエティタレント科を卒業 |
プロフィール
村橋ステムさんは、兵庫県尼崎市出身のピン芸人さんです。
「ザ ノンフィクション」の番組紹介では、現在彼は34歳と紹介されています。
一方、彼のWikipediaでは、誕生日が1990年1月11日となっていて、計算上現在満35歳となり、矛盾していますが、私としては、テレビ局のデータに軍配を上げたいので、今回村橋ステムさんの年齢を34歳として紹介させていただきます。
村橋ステムさんは、高校在学中の2006年1月22日に初舞台を踏んで、芸人としてデビューを果たしました。
デビュー当時の芸名は、本名の「村橋亮」で、その後、芸名を「村橋ノルモレスト」から「村橋茎」へと変えて、2008年10月から「村橋ステム」と変えています。
植物の「茎(くき)」を英語で「ステム」と呼ぶことから、3番目の芸名を、英語に直しただけの名前が、現在の芸名「村橋ステム」のようです。
ただ、デビュー当時から本名の「村橋」という姓を変えていないのは、「芸を売っても自分は売らず」という強いアイデンティティを持っている証(あかし)に思われます。
その強いアイデンティティのもう一つの証が、デビューから一貫して事務所に所属せず活動するフリー芸人であるということなのでしょう。
そんな、孤独なフリーランス芸人のステムさんの趣味・特技はギター、ベース、似顔絵、麻雀、サウナ巡りと多彩であることは、さすが芸人さんといったところでしょう。
また、彼の好きな酒はウィスキー、麦焼酎。煙草はハイライトメンソール。好物はザーサイ、蕎麦、横綱あられ、牛ホルモンだそうで、なんとなく、インディーズ芸人として生活することの経済的な厳しさが伝わってくるような、そんなチョイスに感じられるのは私だけでしょうか?
特技で、楽器演奏があったように、ステムさんはテクノ好きを公言しており、特に大ファンであるPOLYSICSや電気グルーヴについては、ご自身のネタのモチーフに頻繁に用いていらっしゃいます。

「POLYSICS」は、日本のニュー・ウェイヴ・バンド。1997年に結成、2000年にメジャー・デビュー。所属レーベルはKi/oon Music。メンバーは、ハヤシヒロユキ、フミ、ヤノマサシの3人です。「電気グルーヴ」は、日本のバンド。1989年に結成され、テクノ、エレクトロを中心とした独特の音楽性と破天荒なパフォーマンスが特徴。世相を風刺した作品が多く、1990年代のサブカルの担い手でした。
村橋ステムの芸風
村橋ステムさんの芸風は、主に
- コント
- 漫談
- フリップネタ
- 替え歌ネタ
- 楽器ポータブルスピーカーを使用した音ネタ
が主なレパートリーとなっています。
そのほかに、
- ものまね
のレパートリーもありますが、中島らも・ビートたけし・大槻ケンヂ・稲川淳二・所ジョージ・カンパニー松尾・井上陽水・峯田和伸などとなっていますが、物まね芸人として注目を浴びるまでの強烈なインパクトを放つ物まねのスキルはお持ちでないようですね。
彼の出囃子はアーバンギャルドの「傷だらけのマリア」という、一般にはあまり知られていない曲です。
また、過去の賞レースの成績を拝見すると、2019年のR-1ぐらんぷりで準々決勝に進出されたのか最高の順位で、昨年(2024年)もR-1ぐらんぷりに参戦されていますが、残念ながら三回戦進出までとなっていて、なかなか現実は厳しいようです。
ユーチューブに、いくつか村橋ステムさんの動画がありましたが、その中から、何となく彼のひたむきにお笑いに取り組む芸風が感じられるものをチョイスしてみました。
単独ライブで、100本ネタをなさったときのラストを飾ったネタです。(2分少々の動画ですが、途中からご覧ください。)
ライブのラストということで、観客から盛大な笑いと拍手を頂いているようですが、もう少し体幹を鍛えて、頭の位置を安定されれば、かなり魅力的な印象に映る気がしました。
観客の方を巻き込んでの芸は、さすが、芸歴20年のベテランの貫録を醸し出していますね。
まとめ
今回は、5月11日日曜日、フジテレビで放送される「ザ・ノンフィクション」に登場される芸歴20年のフリーランスのインディーズ芸人村橋ステムさんについてまとめてみました。
高校在学中に、初舞台を踏んで以降、一貫して芸能事務所に所属することなく活動を続けてこられたためか、その芸歴やプロフィールの詳細までは分かりませんでしたが、ひたむきにお笑いに取り組んでいらっしゃる芸風の芸人さんだとわかりました。
そんな彼が、今回フリーランスの芸人としての生活に限界を感じて、東京の東京で、芸能事務所に所属し、売れることを目指すと決めたそうですが…。
大器晩成の味のある芸人さんとして、これまでの人生経験を芸に注入していただけるように、皆さんとともに、村橋ステムさんの今後のご活躍をお祈りしたいと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
また、今回は、「ザ ノンフィクション」の番組関連で、村橋ステムさんが出演される舞台がある「ライブ喫茶・亀」の記事や、村橋ステムさんの大先輩芸人、生き別れた娘さんとの出会いを願って、75歳になった今でも芸を続けているクリスタル大坪さんの記事も、合わせてご覧ください。


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