今朝の、おはよう日本に、今話題のギリギリダンスを引っ提げて、紅白出場するこっちのけんとさんが出演されました。
その中で、いきなりこっちのけんとさんが「双極性障害」とされたので、その病名について調べてみました。
また、芸名のこっちのけんとさんの由来と、芸名とご病気の関係があるのかについても調べてみました。
こっちのけんとプロフィール
こっちのけんとさんは、大学時代にアマチュアアカペラの全国大会で2年連続優勝されるほど、歌が上手い方です。
社会人経験を経た後、アカペラシンガーとしてバックコーラスなどを担当しながら動画配信サイトで活動を始められ、2022年8月には、初の配信シングルを出して12月に発表の「死ぬな!」の歌がSNSを中心に話題となり、2024年5月にリリースの「はいよろこんで」の歌は、SNSでの再生回数140億回を超える大ヒットとなり、今年の紅白歌合戦の出場が決まっています。
また、お兄さんが菅田将暉さん、お弟さんが俳優の菅生新樹です。またこっちのけんとさんは、楽曲制作のほか映像制作、デザインなども手がけていらしゃいます。
こっとちのけんとさんが発症していた双極性障害とは
双極性障害は気分が高まったり落ち込んだり、躁状態とうつ状態を繰り返す脳の病気です。激しい躁状態とうつ状態のある双極I型と、軽い躁的な状態(軽躁状態)とうつ状態のある双極Ⅱ型があります。(引用:スマイルナビゲーター)
こっちのけんとさんの双極性障害は、いわゆる躁うつ病でした。
元気な状態の躁の状態が激しいのが双極I型とよばれ、躁の状態がそれほど激しくないのが双極Ⅱ型
と区別されていて、うつの状態の差による区別は特に行われていないそうです。
こっちのけんとさんの症状については、Ⅰ型なのかⅡ型なのかは説明がなかったので、詳細は分かりません。
一般的に、この病気で躁状態の症状は、「エネルギーにあふれ、気分が高まって元気になった気がする」・「あまり眠らなくても元気」・「急に偉くなったような気になる」・「なんでもできる気になる」・「おしゃべりになる」・「アイデアが次々に浮かんでくる」・「怒りっぽくなる」・「すぐに気が散る」・「じっとしていられない」・「浪費」・「性的逸脱」といわれています。
一方うつ状態の症状としては、「気分が落ち込む」・「寝てばかりいる」・「やる気が起きない」・「楽しめない」・「疲れやすい」・「なにも手につかない」・「自分には生きる価値がないと自分を責めてしまう」・「決断力がなくなる」・「死にたくなる」・「食欲がなくなる」といったものです。
人によって、その症状や程度も違うのですが、こうして色々な症状を見比べると、そういえば、自分にもいくつか思い当たることがあり、ちょっと不安にもなりますが、誰にでも、そのような要素があるのではないでしょうか?
この病気は、放置していても自然になおるものなのだそうですが、再発をする可能性もあるので、極力医療機関で治療を行うことが大切だそうです。
また、この病気になりやすい方の性格は、
双極性障害になりやすい人は?
肥満型の体格の人と循環性性格の人に多くみられます。
循環性性格の人の特徴は、社交的、善良、親切、人情味、ユーモア、活発、性急、静か、穏やか、気重、柔和などです。身体疾患、転職、昇進、退職、転居、異性関係、近親者の病気や死亡、妊娠、出産などが要因となることがあります。(引用:みよしメンタルクリニック)
といわれていて、肥満型と、循環性性格の人に多いそうです。循環性性格の特徴を見ると、社交的、善良、親切という良い性格に思えます。
画面上拝見しても、こっちのけんとさんの性格のイメージと、その体形は、ピッタリ双極性障害になりやすい人のパターンにはまっていますね。
こっちのけんとさんの芸名との関係は
こっちのけんとさんは、ご自分の性格を、立派な社会人や常識人として行動するときの自分を『背伸びをして生きていた自分を「あっちのけんと」』と呼んで、一方で、本当の自分を出せる『家に帰ってからTシャツ1枚でリビングでくつろいで歌っている自分を「こっちのけんと」』と呼び分けて意識して生きてこられたそうです。
こうした中、体調を崩されて会社を退社され、アーティストになるときに、それまで会社で演じていた「あっちのけんと」ではなく、ふだんの自分の思いを素直に出せるアーティストになりたいと思いい、「あっち」より「こっち」の「けんと」でいたいなと考えて、この名前にされました。
けんとさんは、常にあっちのけんとさんでいることに疲れて双極性障害に至ったそうですが、現在は、「あっち」も「こっっち」も両方とも自分自身だと受け入れてることが出来るようになり、さらに相手によってはさらに別人格となる「そっちのけんと」になっているときもあると認識され、何となく自分の中に複数の自分がいるイメージを受け入れられています。
そして、出会う人に合わせて、この人にはこの「けんと」で接しようという風に、頭を切り替えることが出来るようになり、心が楽になったと話されています。
ただ、どの「けんと」の存在も、全て自分であると意識して、そのうえでその時のご自身の振舞い方を使い分けていていらっしゃいますが、ただ、アーティストとして歌うときは、自分の本音で歌い続けていきたいという決意を込めて芸名を「こっちのけんと」と名乗るようにされました。
まとめ
今話題のこっちのけんとさんは、真面目に生きる性格の人が陥りやすい双極性障害を経験されたました。
けんとさんは、ご自身を見つめる中で、ご自身の中に存在する複数の「けんと」のキャラクターの存在に気付かれたようです。
そして、それをご自身の弱さとして受け入れる勇気を持たれたことで、本当の自分を素直に表現することが出来るようになり、そして「はいよろこんで」を生み出すことが出来たようです。
この楽曲は、けんとさんと同じ悩みを持つ多くの方からの共感を呼び、SNSでの再生回数140億回を超える大ヒットとなりました。
また、けんとさんの芸名も、「あっち」、「こっち」、「そっち」と色々な自分が居る中で、歌うときは、ちゃんと本音の自分でいたとの思いをこめて命名されたところに、けんとさんの真面目さが伝わってきます。
今後とも、けんとさんが発表される楽曲で、多くの方の心を癒して勇気づけていただけるよう、いつまでも「こっちのけんと」さんであり続けていただけることを期待しましょう。
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