今回の「ウルトラ里帰り」は、俳優の木村拓哉さんが、中村アンさんとふたりで、鹿児島出身の俳優沢村一樹さんの故郷、鹿児島を訪問されます。
2019年に放送された「グランメゾン東京」が、12月29日放送のスペシャルドラマ「グランメゾン東京」として放送され、翌日の30日には映画「グランメゾン・パリ」が公開されることに先立って、番組と映画で共演された3人が鹿児島を訪れたものです。
今回は、沢村一樹さんの故郷を訪問された木村拓哉さんが主演されたテレビドラマ「グランメゾン東京」と、グランメゾン東京以降に木村拓哉さんが主演されたテレビドラマの視聴率の推移が気になって調べてみました。
グランメゾン東京
「グランメゾン東京」は、2019年10月20日から12月29日までの間、TBS日曜劇場で放送されていたテレビドラマです。
主演は木村拓哉さんで、ヒロインは鈴木京香さんで、番組公式のキャッチコピーは、自分だけの星を掴めでした。
当時は、パリの有名三つ星レストラン「ランブロワジー」で、世界で初めてドラマ撮影が行われてクランクインしたと大きな話題になりました。
グランメゾン東京(2019)あらすじ
木村拓哉さん演じる日本人シェフ尾花夏樹役は、フランスのパリにあるミシュラン三ツ星レストラン「ランブロワジー」で修業を積んだ沢村一樹さんが演じる京野陸太郎と二人で、パリに二人のレストラン「エスコフィユ」をオープンさせて、ミシュランから二つ星を獲得するまでに活躍していました。
こうした中、2015年の日仏首脳会談の昼食会で提供した食材に問題があり、尾花夏樹が仏政府関係者を殴って逮捕されたことから、お店は倒産し、それまで築いてきた名声と信用を失ってしまいます。
この出来事から3年後の2018年。かつて修業を積んでいたランブロワジーの面接に落ちた鈴木京香さん演じる早見倫子と共に、自分たちの新しいレストラン「グランメゾン東京」を開店させ、三つ星獲得を目指して動き出しました。
及川光博さん演じる元同僚の相沢瓶人の「日本人の味覚に合う味」が好評だったことなどから、グランメゾン東京は、高級食材を多用する方針から国産食材を主体とした「素材の組み合わせと見えない手間で勝負をする」スタイルへ変更して、銀行からの5000万円の融資を獲得してプレオープンに漕ぎ着けました。
プレオープンは成功したのですが、冨永愛さん演じる招待客のリンダ・真知子・リシャールの記事の影響で、予約が全てキャンセルされる事態に陥りましたが、尾花夏樹はフードフェスへの参加を提案して、口コミを利用して、行列が出来るほどの成果を上げましたが、手塚とおるさん演じる「gaku」のオーナー江藤不三男の告発により販売中止に追い込まれてしまいますが、グランメゾン東京の提供する料理とサービスは高く評価されて、やがて常連客もつくようになっていきました。
そして、ミシュ
そんな中で、3年前にパリで開店した「エスコフィユ」が倒産するきっかけとなった「ナッツ混入事件」の犯人が、エスコフィユの見習いをしていた玉森裕太さん演じる平古祥平の調理ミスと分かり、その責任をとって料理人を辞めようとする平古祥平を、グランメゾン東京では、スタッフとして受け入れることにしました。
ミシュランの審査が迫る中、三つ星獲得にこだわる尾花夏樹は、フランス料理では難しいとされる「マグロ」を使った料理に挑みますが、早見倫子はオーナーシェフとして、尾花夏樹のマグロ料理ではなく、自らの「ハタのロティ」を選択した結果、ミシュランの発表会で「三つ星」を獲得することができたのです。
その後、相沢瓶人は妻子のいるフランスに旅立ち、平古祥平は自身のレストランを立ち上げ、吉谷彩子さん演じる松井萌絵はケーキ屋をオープンするなど、それぞれのスタッフ達が新たなステージへと独り立ちをする中、グランメゾン東京は「世界一のレストラン」を目指して再スタートするという物語です。
スペシャル・グランメゾン東京あらすじ
今回の、「スペシャル・グランメゾン東京」は2019年放送分の続編となり、「グランメゾン東京」が星を失い危機的状況となり、その立て直しがテーマのようですね。
その概要は、オープンからわずか一年でミシュランガイドの三つ星を獲得し、かつ、アジア人女性として初の三つ星レストランのシェフとなった早見倫子ですが、その直後に巻き起こったコロナ禍の影響で他の飲食店同様に大きな影響受けました。
この窮地から脱するために、早見倫子は、経営者として、大手企業傘下のフードコンサルティング企業と資本提携を結び、通販用の冷凍食品やレシピサイトに活路を見出す一方で、シェフとしての情熱を忘れてしまったのか、見栄えだけの料理を提供するようになった「グランメゾン東京」は、次第にミシュランの星を減らし、最後はすべての星を失ってしまったのです。
早見倫子はレストラン経営を維持するために資本提携をしたことで、シェフの仕事とは程遠い経営の仕事をこなす中で早見倫子と中村アンさん演じる久住栞奈は、オープンしてすぐに世界トップレストランにノミネートされると噂の一日一組限定のフレンチレストラン「メイユール京都」を訪れたところ、そのコース料理の味に、早見倫子は、音信不通となっていた尾花夏樹がいることを確信したようです。
このドラマの予告は、ここまでですが、おそらく、今回のスペシャル・グランメゾン東京と、その翌日公開予定の映画「グランメゾン東京」では、音信不通だった尾花夏樹が日本に戻って来た目的と、すべての星を失ってしまった「グランメゾン東京」の復活劇が展開されることになるのでしょう。
グランメゾン東京以降の主演ドラマ視聴率
グランメゾン東京視聴率
グランメゾン東京の視聴率は、初回の平均視聴率は12.4%、第9話の平均視聴率は14.7%、最終回の平均視聴率は16.4%(ビデオリサーチ調べ 関東地区)の高視聴率となり、回を増すごとにその展開は好評を得ていたなか、最終話の放送で有終の美を飾る結果に、続編が多いに期待される視聴率となりました。
教場視聴率
「教場」の視聴率は、初回視聴率:12.1%、 最終回視聴率:10.6%でした。教場2に続けて、教場3を期待する声もあったようですが、様々な理由で、現在は教場3の制作への動きはまだ見られていません。
未来への10カウント視聴率
「未来への10カウント」の視聴率は、最終回で世帯平均視聴率が13.1%、個人全体視聴率が7.5%を記録し全9話中、最高の視聴率で有終の美を飾ったものの、この作品もグランメゾン東京の視聴率を超えることが出来ませんでした。
Believe-君にかける橋-視聴率
「Believe-君にかける橋-」の視聴率は、最終第9話の視聴率は、世帯平均視聴率が13.2%、個人全体視聴率が7.6%を記録しましたが、これが最高の視聴率となっており、この作品でもグランメゾン東京の視聴率を上回ることはできませんでした。
主演ドラマの続編「グランメゾン・パリ」で復活を期す
2016年12月31日をもってSMAPが解散し、以降はソロタレントとなる木村拓哉さん、その後のジャニーズ事務所の解散を受けて、出演CMも失うなど、その露出度も少なくなってきた気がします。
こうした中、今年の年末に、2019年に高視聴率を獲得した主演連続テレビドラマ「グランメゾン東京」の続編となる映画「グランメゾン・パリ」が、12月30日から公開される予定で、前日の29日には、映画へと私たちをいざなうスペシャル版の「グランメゾン東京」がテレビ放映されます。
木村拓哉さんが主演される連続テレビドラマの視聴率を遡っていくと、今回の調べて「グランメゾン東京」以降、このドラマを超える視聴率はなく、2024年4月25日から 6月20日で放送された「Believe-君にかける橋」での主演を最後に、脇役でのテレビ出演もされている状況で、今回の「グランメゾン東京」のテレビスペシャル版と、翌日からの映画「グランメゾン・パリ」で、キムタク人気の復活を図られるようです。
まとめ
テレビ離れが進んでいる現在では、連続テレビドラマの視聴率の成否の基準は15%とされています。
今年に入り、バイプレーヤーとしてのドラマ出演を経験された木村拓哉さんは、今回、ご自身の主演作品で、最後に視聴率15%を超えることが出来た連続テレビドラマ「グランメゾン東京」の続編となる映画「グランメゾン・パリ」で、勝負をかけられているようです。
このテレビと映画の作品の成否は、今後の木村拓哉さんの俳優としての位置づけを、再び主役として輝くか、それともバイプレーヤーとして新たな境地を切り開いていくのかを定める重要な作品となることでしょう。
ただ、我々木村拓哉のファンとしては、52歳になった木村拓哉さんの魅力が、主役にせよ、バイプレーヤーにせよ、以前のようにテレビ等で頻繁に拝見できることを大いに期待しています。
何事にもこだわりを持つことが木村拓哉さんの魅力ですが、今後は、主役とかバイプレーヤーにこだわるのではなく、いつまでも、カッコいい俳優・木村拓哉を演じ続けることにこだわり続けて欲しいものですね。
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