こんにちは、ビタミンです。
毎週土曜日午後10時からの報道番組情報7daysニュースキャスターの始まる前に、お馴染みの和心百景が放送されるのを楽しみにされている方も多いのではないでしょうか。
9月6日土曜日は、8月23日から3回連続となる春日部桐箱の最終回となります。
瀬戸物や軸、高級フルーツなどの桐箱以外に、馴染みのないものですが、調べてみると、米びつや調味料、お菓子なども入れられる桐の保存箱や、弓道の弓具など面白そうな意外な商品もあり、桐箱の効果や魅力、そして購入方法について調べてみました。
誰もが持っていない、素敵な一品を手に入れてみたい方は、是非最後までご覧ください。
それでは、早速見ていきましょう。
弓具もある商品色々…
弓道人が羨望の弓具用の商品
まずは、弓道をされている方に向けた商品です。
湿気を嫌う弽(かけ)には桐箱がぴったりですね。
湿った弽は気持ち良くないので、練習量豊富な学生諸君には、「かけいれ」・「かけ筒」といった商品なら手が届きますね。
社会人になったベテラン弓道家の方であれば、5段以上で特に称号を持っている方であれば、「矢筒」や「ぎり粉入れ」、「つる巻き」と行った所も、桐製品で揃えると素敵かもしれませんね。

(6,050円)

(4,950円)

(33,000円)

(2,530円)

(8,800円)

(1,650円)
米櫃(ひつ)
つづいは、コメを保存する米櫃(びつ)のご紹介です。



メーカーにより、タイプが違うようですが、基本的に、桐は昔からお米の保存に使われてきた素材で趣があって素敵ですね。
桐製の米びつのメリットは、湿度を調節する機能があることと、防虫の役割もありますが、デメリットとしては、丸洗いできないので、湿った手布で掃除するなど手入れが少々面倒な所です。
すこし、手入れに手間がかかるけど、おしゃれな米びつをキッチンで使いたい方に適した商品だとおもいます。
まな板

また、お手軽な台所用品として、桐のまな板もあります。
桐のまな板のメリットその1は、木製だから滑りにくいことのようですが、それなら、桐でなくても木製なら何でもよい気がしますけれど…。
メリットその2は、桐の組織が、単独気泡細胞という発泡スチロールのような組織構造なので、包丁が当たった際の返り(感触)がとても柔らかく刃の返りが絶妙なものになります。
なので、一度桐のまな板を使うと、包丁の返りの感触に惹かれて手ばなせなくなるようです。
メリットその3は、軽さで、その4は、抗菌性が備わっていることです。
また、使用後は、水洗いをしてまな板を立てて保管しますが、乾きがとても早いこともメリットの一つといわれています。
その他の商品



その他に、神社仏閣で頂いたお守りを入れておくお守りケース、線香を入れてお墓にもっていく線香入れ、また、上着の内ポケットに入れても重さを感じない桐の名刺入れなど、様々な面白商品があるので、お気に入りの一品を探してみるのもいいでしょう。
春日部桐箱の効果と魅力
単に桐箱であれば、お安い中国製の物でもありますが、今回番組で紹介された春日部桐箱の効果と魅力を調べてみました。
今回番組ロケのあった春日部市豊野にある三宏工芸のホームページでは、
約300年の歴史と伝統を誇る春日部の桐小箱。 現在では、全国一の生産量 を誇る春日部の特産品として人気を呼んでいます。 春日部で作られる桐箱・桐製品は、食品や高級品の収納に用いる入れ物のほか、インテリア小物など多岐にわたります。木のある暮らしが見直されている現在、桐が生活に暖かい感触をもたらしてくれることでしょう
とその魅力をアピールしています。
桐の木目が綺麗で光沢がある素材とされ、わが国で生産される木材の中で最も軽いものです。
桐には、優れた防虫・防カビ性があること。また、燃えにくく、強い耐久性があること。そして、調湿作用があるので、湿気にも強い素材とされていて、これらの優れた性質や耐久性を持つ桐で作る春日桐箱と、昔から様々な道具や家具として利用されています。
特に、春日部桐箱は、材料となる桐自身の品質にこだわっているので、高級な桐製品として、桐の優れた特性をいかんなく発揮してくれる商品になっているようでした。
種類と購入方法
春日部桐箱は、用途によりオリジナルの箱を注文購入できるようです。
注文する際には、桐箱のサイズは、基本的に「内寸で表記」されること、蓋の形状も「印籠箱・四方桟・かぶせ蓋・おとし蓋・二方桟・総かぶせ蓋・スライド蓋」と種類があり、その他、蓋に飾り加工を施したり、箱の底の形状も「べた底・あげ底」があります。
また、箱の組み方も「イモ組・止め組」と様々で、好みに合わせて指定できるようです。
詳しくは、番組ロケ地となった三宏工芸のホームページに分かり易く説明
その他にも、春日部桐箱で検索すると、埼玉県指定伝統工芸モデル工場の株式会社松田桐箱さんのホームページ等でも、注文をお願いすることが出来るようです。
まとめ
今回は、春日部桐箱についてしらべてみました。
春日部桐箱の歴史は、江戸時代に日光東照宮造営に携わった工匠が当地で日常品を作った のが始まりといわれ、300年の伝統があり、外国製の桐製品とは一味違うようですね。
防湿性に富み、軽く、優雅な桐の 特徴を生かした桐製品は、文庫や小引き出しなどの日用品から、陶磁器などのパッケージのほか、弓道の弓具まで、貴重品 を保存するための箱として、昔から親しまれています。
春日部では、これまで続く伝統的な技法を継承する一方で、新技術の導入や時代に合わせたデザインの開発にチャレンジして、伝統を守り育てています。
何か大切なものを、大切に保存するために、オリジナルの桐箱の作成にも応じていただけるようなので、皆さんも、ホームページ等を検索して、お気に入りの工房へ桐箱の作成をお願いしてみてはいかがでしょう。
大切なものを、大切に保存できる春日部桐箱…、素敵ですね。
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