取り寄せしたい二軒茶屋餅は伊勢三大餅!買える店とお値段は

テレビ

 今回のカンブリア宮殿では、伊勢で450年続く老舗餅店のクラフトビールをテーマにしますが、甘党の私が気になるのは、伊勢で450年続く老舗餅店作るお餅の方です。(笑)

 伊勢の餅といえば、赤福しか思いつきませんが、伊勢三大餅は、赤福餅とへんば餅と、そして今回カンブリア宮殿で紹介された有限会社二軒茶屋餅角屋本店さんがつくる二軒茶屋餅の3つがあり、へんば餅と二軒屋茶屋餅は、主に地元の方に親しまれていることが分かりました。

 乾杯のビールの銘柄が何であろうと、一切こだわりがない私としては、世界一となったお餅屋さんのクラフトビールよりも、伊勢の三大餅の方が気になったので、二軒茶屋餅角屋本店さんの二軒茶屋餅について、お値段や購入場所、お取り寄せの可否などについて調べてみました。

 伊勢三大餅と称されるこのお餅を食べてみたい方は、最後までご覧くださいね。

伊勢のビール屋の二軒茶屋餅

450年続く伝統の二軒茶屋餅

商品名は二軒茶屋餅

 このお餅の商品名は、二軒茶屋餅で、読み方は、「にけんちゃやもち」・「にけんぢゃやもち」のどちらでもよいようです。

 二軒茶屋餅は、こし餡を薄い餅皮で包んできな粉をまぶした、いわゆる「餅の中にあんこの入ったきな粉もち」です。とても素朴な味わいで、お餅本来のおいしさが楽しめる商品となっています。

          引用:二軒茶屋餅角屋本店

 このお餅の特徴は、もち米を水でひたして、蒸してから臼で充分に突き上げる昔ながらの伝統的な製法を守っているために、生餅のなめらかで柔らかな歯ごたえが楽しめるメリットがある一方で、時間を置くとお餅が硬くなり日持ちしないというデメリットがあります。

 ですから、このお餅の本来の味を楽しもうと思えば、伊勢にあるお店に直接出向いて、お店の縁台で伊勢茶をすすりながら、出来たてのお餅を味わうのが最高の楽しみ方になります。

賞味期限 

 二軒茶屋餅の賞味期限は、製造日の翌日となってますが、翌日には餅が固くなってしまうので、できるだけ突き立ての状態または製造日中に食べるのが良いようです。ただし、翌日になれば、お餅をトースターに入れれ少し温めるとおいしく食べられます。

 お餅の原材料は、水稲餅米(国産)、砂糖、小豆、水飴、きな粉(大豆)/トレハロース、酵素で、1個当たりの栄養成分は、エネルギー87kcal、タンパク質1.7g、脂質0.4g、炭水化物19.3g、食塩0gです。

お値段

 そして気になるお値段は、1個あたり概ね72円です。

 3個入りの商品が230円で1個当たり約77円と一番コスパが悪く、10個入りで竹皮包の商品が740円で1個当たり74円となりますが、それ以後は、15個入りの竹皮包が1,080円で、20個入りの竹皮包の商品が1,440円と、15個以上になれば1個あたり72円の計算となります。

 もっとも、このお餅の大きさは、通常二口で食べきれるサイズなので、二つ三つ位はペロリと平らげることが出来るので、少し多めにお求め頂いても大丈夫ですね。 

製造者は有限会社二軒茶屋餅角屋本店

        引用:二軒茶屋餅角屋本店

 この餅を製造しているのは、三重県伊勢市に所在する有限会社二軒茶屋餅角屋本店さんという会社です。

 伊勢中心部を流れる勢田川の船着き場がある場所に、「角屋」と「湊屋」という屋号の餅屋が2軒できたことから、地名が二軒茶屋となり、その茶屋で出された餅が現在「二軒茶屋餅」と呼ばれる商品となったと語り継がれています。

 現在の有限会社二軒茶屋餅角屋本店は、食料品製造販売をメインに、その他飲食店経営をしています。

 この会社が主に製造している食品は、ビール類生菓子、味噌、醤油となっており、ISEKADO・神都麥酒・二軒茶屋餅・角屋味噌醤油が代表的な商品です。

 会社の設立は、1994年6月24日ですが、その創業は古く、1575年(天正3年)で、現在の御当主で代表取締役社長の鈴木成宗(なりひろ)さんが21代目にあたり、成広さんの代からクラフトビールに取り組まれ、大きく会社を発展させられたことは、カンブリア宮殿で紹介されました。 

 なお、二軒茶屋餅角屋本店さんの味噌醤油工場は、「味噌たまり蔵」として、大正時代から続く伝統的味噌醤油の醸造設備の見学ができます。

 この蔵で作られる味噌と醤油は、昔ながらの天然醸造で、伊勢うどんのつゆなどに使われるたまりや醤油や、味噌を作っていています。

 また、この蔵に隣接してある地ビール蔵では、地ビール「神都麥酒」ができあがる様子も見学できますので、お時間に余裕がある方は、突き立てのお餅を食べる以外にも、工場見学のお楽しみもあります。

購入場所・お取り寄せ

 二軒茶屋餅がお求めいただけるのは、二軒茶屋餅角屋本店のホームページからは、以下のお店で購入可能ですが、日持ちがしないために、通販等のお取り寄せはできません。

二軒茶屋餅角屋本店〒516-0017 三重県伊勢市神久6丁目8番25号
 電話番号 0596-23-3040(代)

ISEKADO 外宮前店〒516-0074 三重県伊勢市本町13-6
 電話番号 0596-20-5505

ファミリーマート近鉄宇治山田駅改札外店〒516-0037 三重県伊勢市岩渕2-1-13
 電話番号 0596-20-5188

イオン伊勢店〒516-0014 三重県伊勢市楠部町乙160-2
 電話番号 0596-26-1500

イオンタウン伊勢ララパーク〒516-0007 三重県伊勢市小木町曽祢538
 電話番号 0596-31-1211

引用:二軒茶屋餅角屋本店  https://nikenjayamochi.jp/

 この他、伊勢神宮近くのおはらい町の店舗や鳥羽や宇治山の駅で販売されていたり、不定期ですが、地元スーパーでも販売されているとの情報もありますが、二軒茶屋餅角屋本店のホームページで紹介されている上記5店舗で購入するのが、一番確実です。

 また、購入するのに特におすすめなのが、一番上で紹介されている三重県伊勢市神久6丁目8番25号の二軒茶屋餅角屋本店で、買ったばかりの出来たてのお餅を、そのままお店の縁台で伊勢茶をすすりながらいただくことですね。

伊勢三大餅

 お待たせしました。

 それでは、二軒茶屋餅以外の伊勢三大餅を改めてご紹介いたしましょう。

赤福餅

 最初に登場は、ご存じ伊勢名物赤福です。正式な商品名は、「赤福餅」です。

 伊勢名物としての知名度は全国であり、また一時期、消費期限や製造日を誤魔化したり、原材料表示を偽装する事件を起こしましたが、元々あるあんころ餅としての商品の魅力から、現在も、伊勢名物赤福として、また、伊勢三大餅の筆頭として、不動の地位を築いている商品ですね。

 ですから、今回、伊勢のクラフトビールを扱ったカンブリア宮殿の放送をご覧になった後、ビールではなく二軒茶屋餅が気になった皆さんに、今更ご紹介する情報はございません。(笑)

 赤福餅を思い出して、お召し上がりになりたくなった方は、伊勢へお出かけになるか、オンラインショップでお求めください。

 ただし、北海道・青森県・秋田県への「赤福餅」の商品発送については、貨物航空便の減少のために発送日の翌日にお届けができないことを理由に、オンラインショップでの注文ができないので、株式会社赤福に成り代わり、お詫び申し上げます。  

へんば餅

 それでは、伊勢三大餅のとりを飾るのは、三重県伊勢市に所在するへんばや商店が製造するお餅で、商品名はへんば餅です。

 へんば商店は、二軒茶屋餅角谷本店よりは歴史が浅いですが、創業二百余年を超えた老舗です。

          引用:へんば屋本店

 伊勢三大餅のへんば餅は、二軒茶屋餅同様に、創業以来味を守り続けて、米粉を使っているお餅で独特の食感があり、両面に焼き色を付けて香ばしさと、口溶けのいいこし餡のまろやかな甘みとが口の中で広がります。

 この餅も、二軒茶屋餅と同じく、製造翌日が賞味期限となっているので、翌日に餅が硬くなったら、フライパンなどで軽く焼くと、餅の柔らかさと香ばしさが復活しておいしくいただけます。

 へんばや商店の本店がある伊勢市の玄関口の小俣町明野は、旧参宮街道沿いの田舎町で、昔は伊勢神宮をめざして多くの人が旅をしたこの町は、おかげ参りへ向かう旅路の最終宿場町として栄えた場所です。

 この町で創業した茶屋のへんば屋は、長旅に疲れた参拝客の方に一杯のお茶と餅菓子を出す店でしたが、この町が、伊勢へ渡る手前宮川の渡し場であり、そこまでたおかげ参りできた旅人が乗ってきた馬を返す場所だったことから、いつしか馬を返す場所の餅…、返馬の餅…、へんば餅と呼ばれるようになったと伝えられています。

 へんば餅の購入は、オンラインショップでもできますが、賞味期限が短いために、通年での注文は受けておらず、毎年11月から4月頃の期間限定での注文に応じていただけます。

 ちなみにそのお値段は、本店店内でも食べることが出来る2 個入で210 円なので1個105円、箱入り5個が550 円で1個110円、経木入り10個が900 円で1個90円、箱入り15個が1,450 円で1個約97円、同じく箱入り20個が1,900円で1個95円と、経木入り10個が900 円で1個90円が一番お得となっています。

 その他、へんば餅についての詳細は、へんば商店のホームページhttps://henbaya.jp/henbamochi/を参照ください。

日本三大饅頭と日本三大あんころ餅 

 ちなみに、皆さん、日本三大餅はご存じですか?

 調べてみましたが、日本三大餅では、該当情報はなく、そのかわり、日本三大饅頭と、日本三大あんころ餅のキーワードがみつからりましたので、ご紹介します。

 日本三大饅頭は、東京の「志ほせ饅頭」、福島の「薄皮饅頭」、岡山の「大手まんぢゅう」です。

 また、日本三大あんころ餅は、三重県伊勢市の「赤福」、岡山県倉敷市の「あんころ餅専門店 元祖とら屋」、石川県金沢市の「圓八(えんぱち)」です。

 なんと、伊勢三大餅の赤福餅が、日本三大あんころ餅の一角を占めていました。

まとめ

 今回のカンブリア宮殿では、伊勢で450年続く和菓子屋さんの21代目が醸造するビールが取り上げられた中で、世界で評価され続けているクラフトビールではなく、昔ながらのお餅に心が動いたあなたのために、そのお餅について調べてみました。

 そのお餅は、

・商品名が二軒茶屋餅。もち米を水でひたして、蒸してから臼で充分に突き上げる昔ながらの伝統的な製法を守っている餅の中にあんこの入ったきな粉もち。

賞味期限は、製造日の翌日のため、通販はしていない。翌日には餅が硬くなるので、その場合はトースター等で焼いて、餅を柔らかくして食べるのがおすすめ。

・1個あたり72~77円。15個以上のお買い上げで1個72円となる。餅の大きさは、二口で食べられるサイズなので、普通に一人2~3個は食べられるので、多めに買っても大丈夫。

・二軒茶屋餅を確実に購入できるのは、直営の5店舗だが、その他の場所でも買える場合がある。一番のおすすめは、二軒茶屋餅角屋本店の縁側で、伊勢茶を飲みながら、出来立てのお餅をイートインすること。

でした。

 賞味期限が短いので、通販がなく、伊勢に行って購入するしかないと知れば、返って、そのお味を味わってみたくなるというのが人情ですよね。

 また、この二軒茶屋餅とならんで、伊勢の三大餅と称されているのが、

・日本三大あんころ餅の1つとされている赤福餅

・創業200余年のへんば商店が製造する、両面に焼き色付けた餅の中にあんこの入った餅のへんば餅

ですが、赤福餅は、一部地域を除いて通販でお求めが出来、へんば餅も、11月から4月の季節限定で通販でお求めができるので、そのお味が気になる方は、ご自宅でも食べ比べができます。

 となると、唯一通販をしていない二軒茶屋餅、有名なクラフトビール以上に、そのお味が気になるところですよね。

 こうなると、お伊勢参りに行くか、お伊勢参りに行く方へ、お土産をお願いするしか二軒茶屋餅を味わう方法はないようですね。

 なんとかして、伊勢三大餅を制覇してみたいものです。(笑)

コメント

タイトルとURLをコピーしました