サイクリストの聖地(しまなみ海道)の記念碑がある場所と行き方【YOUは何しに日本へ】

スポーツ

 こんばんは、ビタミンです。

 今回の「YOUは何しに日本へ」に、3カ月間、西日本を自転車で旅して楽しむスイスの高齢のご夫婦が登場しました。

 広島県の尾道市を出発してYOUが向かう先には、サイクリストの聖地しまなみ海道)の記念碑多々羅公園にあります。

 この記念碑は、インスタ映えするスポットとして、世界各地のサイクリストの垂涎(すいぜん)の的の写真撮影スポットで、私も行ってみたくなり、情報を集めてみました。

 この記事で分かることは、

・しまなみ海道がサイクリングの聖地となった「理由」

・サイクリスト(サイクリング)の聖地の記念碑の「場所」と「行き方」

の2点です。

 この際、一度は、サイクリストの聖地の記念碑を訪れてみたい、それも、手ぶらで行って…、気軽にサイクリングを楽しみながら…、とお考えの方は、是非最後までご覧ください。

しまなみ海道がサイクリストの聖地となった理由

 しまなみ海道とは

 しまなみ海道は、本州と四国を結ぶ高速道路のルートの一つで、広島の尾道と愛媛の今治を結んでいます。

 1999年に全線開通した西瀬戸自動車道の愛称が「しまなみ海道」です。

 高速道路ではなく、サイクリングコースとしての「しまなみ海道」は、広島の尾道と愛媛の今治を結ぶ約70キロのコースで、瀬戸内海国立公園に点在する6つの島を7本の橋で結んで構成されています。

 しまなみ海道の地図をズームアップ・ダウンして、本州と四国としまなみ海道の位置関係を把握してください。地図上方が本州で、下方が四国です。

魅力(特徴)は

 しまなみ海道の魅力は、なんといっても、サイクリングコース上に広がる景色の見事さです。

 コースの特徴は、全体の約3割となる20キロ程の行程が橋の上のルートになっているので、瀬戸内海の美しい絶景を楽しみながら自転車の空中散歩が出来ることです。

 自転車空中散歩が出来ることになった理由は、ルート上の住む島民のための生活道路がそれぞれの橋に併設されたことで、他に本州と四国を結ぶ「瀬戸大橋」や「鳴門大橋」にはないしまなみ海道独自の特徴となっています。

 特に、海外からこのサイクリングコースについては、多島海のリゾートとして世界的に有名な「エーゲ海」や「カリブ海」の景色と並び称される高い評価を得ています。

 そんな素晴らしい環境の中を、自転車に乗って楽しめるサイクリングコースは、世界に一つ、ここしまなみ海道にしかありません!ということですね。

 いままでは、瀬戸内海国立公園にある見慣れた景色と思っていましたが、世界からそのような評価が寄せられていると知ってしまった以上、どうしても、一度は行かないといけない場所だと思いました。

 気軽な服装でしまなみ海道サイクリングコースを楽しんでいる…、そんなこのコースの魅力が分かる短い(約1分)の動画がありましたので、よろしければご覧ください。(ちょっと、BGMが雰囲気を壊しますので、ミュートにして覧いただくことをお勧めします。)

しまなみ海道がサイクリスト(サイクリング)の聖地となった理由

 瀬戸内海に浮かぶ島の「多島美」と、島民の為の「生活道路」が橋に併設された偶然が重なり誕生したしまなみ海道サイクリングコースですが、このコースがサイクリストの聖地と呼ばれるまでには、他にも理由がありました。

 その一つは、この瀬戸内海のエリアは、

  • 晴れの日が多く温暖で、サイクリングに適した気候に恵まれていた

ことです。

 せっかくサイクリングに来ても、天気に恵まれず、雨や風で辛くて苦しいサイクリングになるのは誰しも嫌なものですよね。

 次の理由は、

  • 官・民によるブランド化にむけた努力がなされた

ことです。

 民では、「台湾の自転車メーカーの会長が、しまなみ海道を自転車で走った」というニュースが、国境を越えて世界規模で配信され、しまなみ海道サイクリングコースの存在が、世界中のサイクリストの知るところになりました。

 また、官の方でも、複数にまたがる地元自治体が、レンタサイクルの施設を整えたり、サイクリングコース上に「青色の線」を引いて、1キロごとに目的地や距離を表示する工夫を行いました。 

 特に、ブルーラインの設置は、画期的で、この線をたどれば、本格的なサイクリスト以外の方でも、気軽にレンタサイクルを借りてペダルを踏み出せば、誰でも道に迷うことなく、安心してサイクリングを楽しむことが出来るようになりました。 

 また、その他にも、官民の協力で、本州側出発地点の尾道には、サイクリスト向けのホテルやベーカリーカフェ、ジャイアントストアなどが入ったサイクリストの為の複合施設が設けられ、サイクリストに対する利便性が高いエリアに成長していきました。

 そして、最後に、サイクリストの聖地、しまなみ海道サイクリングコースの名声を決定付けたのは、

世界的な放送局CNNが認定する

  •  世界のサイクリングコース7選の一つに認定された

ことです。

 これにより、しまなみ海道の評価は、世界的に認められ不動のものとなりました。

サイクリスト(サイクリング)の聖地の記念碑の場所と行き方

記念碑のある場所

 

 写真左側の石組みが、サイクリストの聖地記念碑です。

 写真右奥の橋が、多々羅大橋でその奥の島が生口島です。

 この記念碑がある所在地は、愛媛県今治市上浦町井口9180となります。(冒頭の地図は、サイクリストの聖地記念碑をポイントしていますので、よろしければ、再度ご覧ください。)

 この記念碑は、しまなみ海道の中央付近に位置する「道の駅 多々羅しまなみ公園」の中にあります。

行き方

 高速道路を車で飛ばしていくには、しまなみ海道の大三島ICを降りて、車で約2分です。

 広島空港から車で約1時間。山陽自動車道尾道ICからは約30分、松山空港から車で約1時間40分です。

 JRを利用する場合は、JR尾道駅からバスで1時間半、愛媛のJR今治駅から約1時間15分となります。

 ただ、せっかくサイクリングの聖地の記念碑を訪ねるので、少しだけでもサイクリング気分を満喫できるアクセス方法を紹介します。

王道!サイクリングで行く記念碑

  そうです。サイクリストの聖地の記念碑にいくなら、はやりサイクリングしながら行くのが王道ですね。

 足に自信がある方は、尾道市内でレンタサイクルを借りて、しまなみ海道サイクリングコースをエンジョイしながら、片道約40キロを走破してください。

 基本、自転車の乗り捨てもできるとはいえ、片道40キロのサイクリングに不安を感じる方に、朗報があります!

 サイクリングの行程がたったの9キロで、サイクリングの所要往復時間が約1時間のお手軽サイクリングコースをご紹介します。

 このルートは、まず、広島の尾道港から船に乗って、のんびりと瀬戸内海の景色を楽しみながら生口島の港(瀬戸田港)まで行きます。

 瀬戸田港に着いたら、レンタサイクルを借りて、しまなみ海道サイクリングコースを走ります。

 途中、広島県から愛媛県へと県境越えを体験しながら、多々羅大橋を降りて「道の駅 多々羅しまなみ公園」を目指し園内にある「サイクリストの聖地の記念碑」に行きます。

 先ほどの、写真の右奥の島から、多々羅大橋を渡って記念碑までのサイクリングコースでも、しまなみ海道サイクリングコースの醍醐味を十分堪能できます。

 もしも、この経験で、サイクリングの楽しさに目覚めたなら、次回、本格的に尾道からスタートするサイクリングをしたり、泊付きで、しまなみ海道サイクリングコースの全行程を制覇するのも良いですね。

まとめ

 今回は、「YOUは何しに日本へ」に登場したスペイン人の老夫婦が、サイクリストの聖地しまなみ海道サイクリングコースを走ることから、サイクリストの聖地の記念碑へ行ってみたくなり、

・しまなみ海道がサイクリングの聖地となった「理由」

・サイクリスト(サイクリング)の聖地の記念碑の「場所」と「行き方」

についてまとめてみました。

 瀬戸内海にかかる3本の本州と四国をつなぐルートの内、ルート沿いに生活道路が併設されている唯一のルートがしまなみ海道であり、その生活道路に、サイクリングコースとしての付加価値を加えていった官・民挙げての人々の努力で、しまなみ海道は、世界のサイクリングコース7選の一つに認定されました。

 そんな、サイクリストの聖地のシンボル的な記念碑。

 車で手軽に訪ねることもできますが、尾道から船で生口島へ渡り、生口島から、片道4.5キロのサイクリングを楽しみながら訪れることで、その感動も100倍になるというものですよね。

 サイクリストの聖地と呼ばれるしまなみ海道沿いにあるレンタサイクルショップで、サイクリングに必要なすべてを借りて、本当に手ぶらでお気楽に、世界最高峰のサイクリングコースを楽しめる幸せを、皆さんも味わってみてくださいね。

 この記事を切っ掛けに、あなたの人生に、新たな1ページが開かれることを願ってやみません。

 最後に、サイクリストの聖地(しまなみ海道)を、サイクリング初心者でも楽しめる3パターンの初級サイクリングコースを紹介した記事がありますので、よろしければ合わせてごらんくださいね。

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