フトイのフレームアレンジと生け花の違い【あさイチ】

テレビ

 こんにちは、ビタミンです。

 9月12日金曜日のあさイチの「みんな!グリーンだよ」では、フラワーアーティストの川崎景太さんが、フトイのフレームアレンジを紹介してくれます。

 普段、見かけた記憶はあっても、名前までは知らなかったフトイという植物。

 同じような見た目のトクサという植物と混同されるようです。

 今回は、このフトイフレームアレンジと、フトイの生け花の違いや、トクサとの違いについて調べてみました。

この記事で分かること…

  •  フトイとは
  •  フレームアレンジとは
  •  フトイの生け花
  •  トクサの違い

フトイとは

 フトイは、湖や沼、そして河川などに生えている多年草で、茎の太さは1~2センチもあり、背の高さも1~2メートルになります。

 学術的には、カヤツリグサ科のフトイ属という分類になり、6月から9月頃に、葉っぱの頂上のあたりに穂をつけます。

 南アメリカが原産地の植物ですが、日本全土に自生しているほか、世界各地にも広く生息しているポピュラーな植物です。 

 フトイという名前と違って、その姿は細長くスマートな植物です。

 フトイという名前を漢字で書くと太藺。その意味は、太い藺草(イグサ)という意味でですが、見た目は確かに太めの藺草のようですが、実際にはフトイは、イグサ科の植物ではなくて、よく見ると藺草に似ていない別物だそうです。

 このフトイは、生け花の材料として概ね4月から10月頃に、生け花やフラワーアレンジの材料として出荷されます。

フレームアレンジとは

 フレームアレンジについての明確な定義はありませんでした。

 フレームアレンジについて検索すると、

「フレームアレンジメント」とは、額縁(フレーム)の中に花や緑をデザインして配置する装飾的なアート作品、またはその制作方法を指します。生花、プリザーブドフラワー、ドライフラワーなどが使われ、お部屋に飾るインテリアとして、または結婚祝いやお誕生日などの贈り物としても用いられます。

との記載がありました。

 フレームアレンジの作品は、絵画と同様に額に入れたまま壁に掛けたり、スタンドに立てかけたりと、自由に飾り付けることが出来るので、長期にわたって楽しむために、一般的には生花でなくプリザーブドフラワーや造花が多く用いられますが、生花でつくるフレームアレンジもあるようですね。

フトイのフレームアレンジ

 今回、あさイチの番組コーナー「みんな!グリーンだよ」で、「空間ごと楽しむ!フトイのフレームアレンジ」と題して、フトイの使い方を教えて下さるのは、フラワーアーティストの川崎景太さんです。

 番組放送前に、ネットで、フトイのフレームアレンジとは、一体どんなものかと調べてみました。

 想像では、フレームアレンジなので、木製の枠の代わりに、フトイをフレームにするのかな…、と思って調べてみると、予想通りの画像を見つけました。

フトイで額を表現

 それ以外に、木製の額縁にフトイを合わせたような作品はないので、フトイのフレームアレンジとは、

  •  フトイで大きめの額をイメージさせ、そこに生花を絵画のように活けていく手法

ではないかとの仮説が生まれました。

フトイの生け花

 フトイで大きめの額をイメージしていける生け花とは、どういった特徴があるのか調べました。

 フトイの生け花の素材としての特徴は、

  •  茎の中が空になっているので、長いストローのような植物

です。

 なので、そこ素材は、そのまま直線を活かしてい活けるほかに、茎の中にワイヤーを入れて、曲線を作ったり、途中をポキポキと折り曲げて、幾何学的な形状にして用いることもできます。

 なので、先ほど紹介した画像のように、フトイで大きな額縁を表現することが可能になるのですね。

 フトイを額のようにする以外に、曲線を作ったり、直線のまま利用したり、ポキポキと幾何学模様を作ったりした生け花の画像をご紹介します。

曲線・直線・幾何学模様
直線
幾何学模様

 どうやら、フトイのフレームアレンジとは、今回予想したとおり、フトイを使った生け花のアレンジの一つであり、フトイを額物風に折り曲げて利用しただけの生け花の可能性が益々濃厚となってきました。

 今回の放送後に、この予想が外れていれば、改めてご報告いたします。

フトイとトクサの違い

 最後に、フトイとよく間違えられる植物といわれる、トクサについてご紹介します。

 フトイとトクサの主な違いは、茎の正面で、フトイにない節があることです。

 フトイの茎は滑らかで、ストローのように節がありませんが、トクサの茎には竹のように節があるので、この違いを知っていれば、一目瞭然で見分けられます。

フトイ(太藺)トクサ(木賊)
茎の表面滑らかザラザラしている
なしあり(竹のよう)
生育環境淡水の湿地に生息する汽水域や海岸の塩性湿地に生育する
特徴水中にも根を張り、水辺の庭園や湿地に適した植物スギナの仲間で、茎にはシリカが含まれており、乾燥させると木賊(とくさいろ)になる

 茎に節があるかどうかが最大の見分けのポイントです。

 トクサも、フトイと同じように生け花の素材として利用されていますが、私的には、鉢植えや生垣としてみる機会が多いように思います。

トクサの生け花
トクサの鉢植え
トクサの生垣

まとめ

 こんかいは、9月12日金曜日午前8時15分から放送のあさイチの番組コーナー「みんな!グリーンだよ」で紹介されるフトイのフレームアレンジについてしらべてみました。

 フレームアレンジの言葉の定義が曖昧な中、一般的な意味でのフレームアレンジは、木製の額と、生花、プリザーブドフラワー、ドライフラワー等を使って作るインテリア作品で、今回の紹介されるフトイのフレームアレンジは、どうやら、木製の枠の代わりに、フトイを四角に折り曲げて、額縁に見立てて他の生花を引き立てていける生け花と予想されました。

 番組放送で、その答えが出ると思いますので、放送後に必要な情報をお知らせしますが、ビタミンの予想が当たっていることを願います。

 また、フトイとよく間違える植物にトクサがありますが、茎に竹のような節があるのがトクサで、節の無いのがフトイなので、ちょっとしたうんちくとして知っておくと、何かの機会にあなたの株が上がるかもしれませんね。

 番組放送が楽しみです。

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