こんにちはビタミンです。
今回は、8月2日に放送された「ドッキリGP坂上忍の犬が逃げた!やす子大捜索SP」以後、国民的人気者になったお笑い芸人のやす子さんの芸風が大炎上中です。
今回の、ドッキリは、一応本人には知らされていないとしても、所属事務所やマネージャー等のスタッフは当然事前に計画していたもので、事務所サイドは、想定以上の大炎上ぶりに、ウハウハ状態に陥っているようですね。
というのも、やす子さんに毒を吐いて芸能界を干されたフワちゃんの炎上パターンと違って、今回の炎上は、綿密な作戦の下で仕掛けられたドッキリなので、これまでの高すぎる好感度に悩むやす子さんサイドが放った炎上商法であることは間違いありません。
昨年の24時間テレビでのチャリティーマラソン登場以来、これといったヒットがないやす子さん、1年ぶりにその存在感を示した事務所の巧妙なこの作戦が吉と出るのか、凶と出るのか、事務所側の作戦にハマってイライラすることなく、一つ上の視点から炎上商法の今後を一緒に楽しんで見守りましょう。
それでは、早速見ていきましょう。
やす子を炎上させたドッキリGP
やす子プロフ
今回炎上中の、山口県宇部市出身のお笑いタレントのやす子さんは、今年で26歳になりました。
母子家庭で育ち、経済的に厳しい環境の中、高校時代は児童養護施設で生活した経験を持ち、学校でも仲間外れにされる中、高校卒業後は陸上自衛隊に入隊し、2年間勤務した後は、清掃員や中学の用務員として働き、お笑いを目指した経歴と、「はい~!」と明るく元気で素直なイメージで、国民的な人気者になっています。
所属事務所は、ソニー・ミュージックアーティスツで、2019年からピン芸人として活動を始め、2021年1月の「ぐるナイおもしろ荘2021」で3位入賞したことを切っ掛けに、一躍お茶の間の人気者になりました。
また、去年(2024年)夏の24時間テレビでは、チャリティーマラソンランナーに選ばれて、80キロを完走し、4億3801万4800円の募金を集めたことも大きな話題となっています。
また、やす子さんの活躍は、自衛隊活動の理解促進に貢献したとされ、陸上自衛隊のトップの森下陸上幕僚長から褒賞状が贈られるなど、良い人路線で活躍中です。
ドッキリGP坂上忍の犬が逃げた!やす子大捜索SP
あり得ない陳腐なストーリーに付き合うやす子のやさしさ
8月2日放送の、ドッキリGP坂上忍の犬が逃げた!やす子大捜索SPで、所属事務所が仕掛けた「本当は性格が悪い子だった…作戦」は、見事にハマり、現在大炎上中です。
ドッキリの内容は、
- やす子さんが、坂上忍さんの愛犬を3日間預かるという設定。
- スタッフの不注意で、愛犬が逃走する。
- 犬を飼っていない老人が犬を連れて歩いていたとの情報で、やす子さん自身が高齢者宅に乗り込む
- いったん保護した犬を再び逃がしてしまうスタッフに、ヤス子の怒りが爆発し、暴言を浴びせる
という、超シンプルで陳腐なストーリーでした。
第一に、売れっ子芸人のやす子さんが、坂上さんの犬を預かるなど、基本的にあり得ない設定ですね。
また、スタッフが不注意で逃がした犬を取り戻しに、逃がしたスタッフが対応するのではなく、なぜかやす子さん自身が乗り込んで、先方とやり取りする展開も、かなり無理があるようですね。
しかし、事前の打ち合わせがあったのかどうかは不明ですが、勘の良いやす子さんならば、その場の状況から自分の役割を察知して、スタッフが求めた言動=「高齢者への詰問」を演技として行いました。
さらに、やす子さんの人の好さが示されたのが、いったん保護した犬を再びスタッフが逃がしたというダメ押しの、超間抜けなスト―リー展開にも、きっちりと対応し、お約束どおりに、きっちりスタッフを叱るという、番組プロデューサーが期待した通りの名演技を行い、自分を支える周囲の方の期待に応えようとする彼女の優しさが現れた番組となりました。
視聴者の混乱に、掟破りのネタバラシ
今回の、ドッキリGPの目的は、これまで、明るく元気で素直なキャラで売り出してきたやす子さんが、見せたことがない性格悪の言動を見せて、視聴者が炎上するというコンセプトです。
そして、今回は、やす子さんの、あまりに見事な演技力により、放送後にやす子さんの言動が炎上したのです。
すると、人の好いやす子さんはすぐさま自身のSNSで、
- あくまでバラエティーとしてみて欲しい…
と、混乱する視聴者の方に向けて本音を呟いてしまったのです。
本当に、人の好いやす子さんですが、わざわざ大炎上ネタを仕掛けた事務所サイドとしては、当分このネタでやす子さんの露出度を高めたいようで、その後やす子さんのこのコメントは削除されてしましました。
やらせ番組が、やらせだと言ってしまえば身もふたもなくなりますから、事務所としては、
- やす子は、本当は性格が悪いのか、それとも、演技でやっているのか…
で炎上させたいのはやまやまですよね。
そんな空気を読み切れず、暗に「やらせです!」と告ってしまったやす子さんの人の好さと、事務所サイドの指摘を受けて、さっさとコメントを削除するやす子さんの素直さは、本当に彼女のキャラにピッタリの立ち振る舞いですね。
フワちゃん事件との違い
今回の番組放送日と同じ、昨年の8月2日にやす子さんが投稿した
- やす子オリンピック 生きてるだけで偉いので皆 優勝でーす
のコメントに、フワちゃんが投稿したコメント返しの言葉は、あまりに強く、攻撃的な内容で、その投稿後数時間でトレンド入りする程SNSで大炎上する出来事がありました。 そして、フワちゃんの所属事務所も対応に追われる事態になり、最終的に本人は同月11日「活動休止」を表明し、事実所芸能界を干される出来事がありました。
今回のやす子さんの炎上と、フワちゃんの炎上の根本的な違いは、
- 番組上の演出と、プライベートの言動の違い
- 普段からの言動に悪いうわさがあったかなかったかの違い
- 炎上後、事務所からの炎上阻止の対応の有無の違い
の3点です。
SNSの炎上の恐ろしさは、フワちゃん事件で充分知り尽くしているやす子さんの所属事務所が、生放送でもない録画放送のバラエティーで、そんなお粗末を行うことは常識的に考えられず、仮に、事務所の思惑が外れて炎上したのであれば、今回の炎上の火消しに事務所が対応すべきことは明らかですが、今のところ、その気配はありません。
ということで、今回の炎上で、ひょうたんにコマ的にフワちゃんが一時的に注目を浴びる可能性はあるかもしれませんが、元々、平生の言動に評判が芳しくなく、所属事務所もないフワちゃんの炎上事件と今回のやす子さんの炎上は本質的に異なっているので、フワちゃんのように、これを機にやす子さんが芸能界から消えていくことは無いですね。
長生き系の人気タレントへの道
皆さん、有吉弘行さんを思い出してください。
猿岩石でデビューし人気者になりましたが、ブームが去ると単なる一発屋としてブラウン管から消えていきましたが、ピン芸人として毒舌芸人として売り出して再ブレイクし、現在は、辛口コメントを行うものの、本当はいい人キャラを確立して、一流芸能人として押しも押されぬ地位を築いていらっしゃいます。
やす子さんも、不遇な境遇の中で、素直に生きてきたいい人キャラで、高い高感度で人気を保ってきましたが、芸的には「はい~!」以外に、これといった芸もなく、いわゆる一発屋の要素が高い芸人さんです。
このままいけば、一発屋になってしまう可能もありますが、古い家がリフォームを繰り返すように、やす子さんも、これまでの高すぎる好感度からの脱却=イメチェンを事務所サイドでは考えているようですね。
有吉さんと、やす子さんの芸風は異なりますが、基本的にお二人とも人が良いところは共通点なので、やす子さんも、今後もイメチェンを繰り返しながら、有吉さんのように息の長い芸人さんになっていただきたいものです。
まとめ
今回は、ドッキリGPで性格の悪さが露呈したと大炎上中のやす子さんについて、深堀してみました。
やす子さんの性格は、本当はいいのか、悪いのか…、その答えは当人のみぞ知る、ですね。
ただ、状況的には、昨年大炎上したフワちゃんの事件とは異なり、今回のやす子さんの炎上は、所属事務所によって練り上げられた作戦であることに間違いないようです。
そもそも、炎上の発端は、これまで数々のヤラセで社会問題化してきた過去を持つドッキリシリーズの番組上での出来事であり、生放送番組でない収録番組の言動でタレントが炎上してタレントの商品価値を下げるなどあり得ないことは誰でも分かる当たり前の事ですね。
ただ、問題なのは、私たちがドラマやお芝居を見て、それが作り話だと思っていても、ついつい感情移入してしまい、分かっていても涙を流したり、腹を立てたりする…、いわゆる演技力にやられてしまうやつですね。
- 頭では分かっているんだが、それでも…
と理性よりも感情が優先してしまう経験は誰にでもあることです。
今回は、どうやら見事に、やす子さんのサイドから仕掛けられた炎上作戦に、多くの視聴者がはまってしまったようですね。
たとえ、やらせだと分かっていても、この仕掛けられたヤラセ炎上の行く先を、皆さんと一緒になってあれやこれやと楽しんでいくのも良いかもしれませんね。
これまで、高い高感度を保ち続けてきたやす子さん。息の長い芸人さんとして活躍し続けられるように、これからもマイナーチェンジを続けていかれるのでしょう。
その過程で、間違っても本当に性格が悪くなってしまうことが無いように、隠れファンの一人としては、こっそりと願い、かつ、応援していきたいと思います。
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