こんにちは、ビタミンです。
6月19日木曜日午後9時からのEテレ「クラッシックTV」では、同じ時代に生み出された“絵画”と“クラシック音楽”をあわせて鑑賞する企画で、演奏者としてバイオリニスト辻彩奈さんもゲスト出演されます。
辻彩奈さんは、クラッシック音楽通の方の間では有名な方なのでしょうか?
昔、関西に辻久子さんという女王と呼ばれたバイオリニストがいらっしゃいましたが、何か血縁関係があるのか?とか、どちらの音楽大学を卒業されているのかなど、ちょっと気になって調べてみました。
それでは、早速見ていきましょう。
辻彩奈プロフィール

辻彩奈の基本情報
名前 | 辻 彩奈 (つじ あやな) |
生年月日 | 1997年12月7日 (27歳) |
出身地 | 岐阜県大垣市 |
職業 | バイオリニスト |
身長 | (不詳) |
血液型 | (不詳) |
まだまだ、売り出し中の若手バイオリニストのためか、辻彩奈さんに関する情報が極端に少ないのですが、バイオリンの実力は十分でありながらも、素顔は感じの良いお嬢さんといった雰囲気の方です。
今回のクラッシックTVへの出演等を切っ掛けに注目が集まれば、あっという間にお茶の間で人気になるかもしれませんね。この先の活躍が楽しみな方ですよ。
ご両親について
辻彩奈さんは、3歳からスズキ・メソードでバイオリンを始めています。
そのきっかけは、やはりご両親にあるようです。
お父様の昌宏さんも、3歳からバイオリンを始めて東海高校卒業後、金沢大学に進学し、同大学院を修了され、在学中からアマチュアオーケストラでコンサートマスターを務める腕前でした。
なので、お父様の勧めでバイオリンを始めたのか、それとも、お父様が弾くバイオリンの姿を見て、自然にバイオリンに触れていったのかもしれませんね。
いずれにしても、家の中に最高の師匠がいる環境で成長されたようですね。
お父様は、岐阜県の大垣市室内管弦楽団のコンサートマスターを歴任され、現在は、輝く大人プラチナエイジのバイオリンアンサンブルの「HSE48」を主宰して、名古屋市、岐阜市、大垣市において活動を拡げ、株式会社辻事務所の代表取締役をされている方です。
一方、彩奈さんのお母様の情報は無いのですが、「HSE48」の創立は、昌宏さんと奥様がスタートさせたといわれていることから、彩奈さんのお母様がバイオリニストかどうか分かりませんが、少なくとも音楽に携わっていた方であることは間違いありませんね。

一部情報では、辻彩奈さんは、関西の有名なバイオリンの女王と呼ばれたバイオリニスト辻久子さんのお孫さんとの噂がありましたが、調べてみると、直接の血縁関係は確認できませんでした。
辻久子さんの師匠でお父様の出身は京都、辻久子さんの出身は大阪。一方、辻彩奈さんとお父様の出身は岐阜となっていて、辻久子さんと彩奈さんのお父様の辻昌宏さんを結びつける情報はないために、どうやら同じ「辻」姓で、バイオリンが上手であることから、一部の方が、期待を込めてお二人の関係を、孫と祖母と誤って結び付けたようですね。
辻彩奈の経歴・学歴
人見知りの少女時代
彩奈さんは、高校進学により親元を離れて寮生活を始めるまでは、とても人見知りが激しい性格だったそうです。
彩奈さんは、地元の大垣市立青墓小学校を、そして中学は、中高一貫教育の椙山女学園中学校・高等学校へ入学しました。
小学時代の情報も乏しいのですが、10歳の時には、スズキ・メソードで学ぶ子供の中から優秀な子ども10人のみがなれるスズキテンチルドレンに選ばれ、東京・名古屋・松本で独奏をする腕前に成長され、11歳の時には、名古屋フィルハーモニー交響楽団と共演した経歴もお持ちです。
また、中学生になり12歳の時には、室内楽で初のリサイタルを行い、名古屋市の宗次ホール、岐阜市のサラマンカホール、千代田区の紀尾井ホール、大阪市のザ・シンフォニーホールという、一流の会場で堂々とリサイタルを実施されています。
そんな、彩奈さんが人見知りな性格とは、ちょっと考えにくいのですが、当時は、バイオリン一色の生活環境の中で、バイオリンを演奏する時のみは、普通の小学生や中学生の立場から、一流のバイオリニストとして扱われる環境のギャップに、戸惑う部分が多かったのかもしれませんね。
高校からの寮生活で人見知りを解消
中学は、岐阜県の実家から名古屋市内の中高一貫教育の椙山女学園中学校・高等学校へ進学された彩奈さんですが、高校からは親元を離れて、東京音楽大学付属高校へ進学され、寮生活を始められました。
この選択は、もちろんバイオリンの勉強のための選択でしたが、高校、そして大学と続く、親元を離れての寮生活は、彩奈さんに友人との濃密な交流の機会をもたらして、結果としてコミュニケーションが身について人見知りが解消されたそうです。
高校卒業後は、東京音楽大学の特別奨学生として大学に進学されました。
将来を嘱望される若手に成長
彩奈さんが18歳の時には、2016年のモントリオール国際音楽コンクールで第1位となり、5つの特別賞も同時に受賞するという圧倒的な評価を得ています。
その後も、2017年には地元の岐阜県芸術文化奨励賞を受賞したことを皮切りに、将来有望な若手に送られる出光音楽賞を2018年に受賞し、さらに2023年には、近年目覚ましい活躍をしかつ将来が嘱望される音楽家に送られるホテルオークラ音楽賞を受賞しています。
人見知りを克服され、日本のバイオリン界の将来を担う人材として期待される存在になった、そんな彩奈さんですが、とても気さくなお嬢様で、とても親しみやすい雰囲気を持った女性に成長されました。
コンサートの告知動画ですが、彼女の気さくでさわやかな雰囲気を感じ取っていただけると思いましたので、短い動画(59秒)をアップしますので、時間がよろしければご覧ください。
その他、マニアックな情報
私どもには、ちょっと分かりかねますが、音楽通の方のために、少しマニュアックな情報もお知らせします。音楽通でない方は、読み飛ばしてくださいね。
彩奈さんの師匠についてです。
当然、スタートは、お父様の辻昌宏さんですが、その後は、小林健次さん、矢口十詩子さん、中澤きみ子さん、小栗まち絵さん、原田幸一郎さん、レジス・パスキエさんに師事されました。
2019年4月には、管弦楽団とジョイントして、スイスのジュネーヴと日本の2か国でツアーを開催されました。
2020年には、コロナ禍の中で、自らが作曲家の権代敦彦さんにバイオリン用の曲として委嘱した「Post Festum(祭りの後で)」を世界初演して存在感を示し、2022年7月には、ピアニストの阪田知樹さんと二人でデュオ・リサイタルツアーを全国10か所で開催しました。
そして、現在、辻彩奈さんが使っているバイオリンは、カレーのココ壱番の創業者ご夫婦が運営するNPO法人イエローエンジェルより貸与された1748年製 のJoannes Baptista というバイオリンです。
【番組情報】 ~ クラシックTV「絵画から聴こえる音楽」

“絵画”から聴こえてくる“音楽”に耳を傾ける30分!と題して、名画にまつわるクラシック曲をスタジオで生演奏する贅沢な番組に、俳優の浅野和之さんとともに、辻彩奈さんがゲストとして登場します。
MCの清塚信也さん、鈴木愛理さ、浅野和之さんが織りなすトークの中で、同じ時代に生み出された名画とクラシック音楽を鑑賞していく企画で、名画にまつわるクラシック曲を辻彩奈さんがスタジオ生演奏されるようですよ。
まさに、絵画から聴こえてくる音楽に耳を傾ける贅沢な30分は、必見ですね。
まとめ
今回は、6月19日木曜日午後9時からのEテレ「クラシックTV」にゲスト出演されるバイオリニストの辻彩奈さんに注目してみました。
彩奈さんは、3歳からバイオリンを始められ、10歳の時にスズキテンチルドレンに選ばれ、11歳の時に名古屋フィルハーモニー交響楽団と共演しています。
中学卒業後は、親元を離れて、東京音楽大学付属高校へ進学し、東京音楽大学を卒業するまでの7年間を寮生活を経験され、それまで極度の人見知りだった性格が、明るくコミュニケーションをとれる性格に変わりました。
辻さんは、海外留学などのご経験はありませんが、海外の管弦楽団とのジョイントコンサートツアーをジュネーブと日本で行うなど、世界にも目を向けた活動も行っています。
辻彩奈さんのその活動は、近年目覚ましい活躍をし、かつ将来が嘱望される音楽家に送られるとされるホテルオークラ音楽賞を2023年に受賞されるなど、今後の日本のクラッシック音楽界での活躍が保証されているかのような存在として認知されています。
今後とも、辻彩奈さんの活躍に注目していきたいと思います。
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