浅野撚糸社長浅野雅己の経歴(プロフ)!双葉町の工場の場所は?【カンブリア宮殿】

テレビ

 こんにちは、ビタミンです。

 今回のカンブリア宮殿では、以前もカンブリア宮殿に登場した浅野撚糸(ねんし)社長の浅野雅己さんが再登場されます。

 浅野雅己社長は、被災地の復興を目指し、福島県双葉町に30億円をかけ巨大な撚糸工場と観光スポットとなるフタバスーパーゼロミルを完成させた方です。

 今回は、そんな浅野撚糸社長浅野雅己さん経歴(プロフィール)と、福島県双葉町の観光スポットとなった新工場のフタバスーパーゼロミルの所在地(場所・住所)について調べてみました。

  • 浅野雅己の経歴(プロフィール)
  • 双葉町の工場見学の場所と名前
  • カンブリア宮殿に浅野撚糸の朝の浅野雅己社長が出演(概要)

 それでは、早速みていきましょう。

浅野雅己の経歴(プロフ)

浅野雅己のプロフィール

名前浅野雅己(あさのまさみ)
生年月日1960年4月11日
年齢64歳
出身地岐阜県安八町
学歴福島大学教育学部
職業浅野撚糸株式会社代表取締役社長

浅野雅己の経歴

誕生から就職まで

 浅野雅己さんは岐阜県安八(あんぱち)町のご出身で、お父様が経営する撚糸工場の長男として誕生されました。

 浅野撚糸を経営するお父様からは、常々「事業を継ぐな」と言われていたために、高校卒業後は、夢だった体育教師を目指して、当時国立大学で唯一体育の教員免許が取得できた福島大学に入学しました。

 大学卒業後は、小学校と中学校で計4年間体育の教師を務めましたが、当時のお父様は岐阜県の繊維組合の理事長や長良川水害訴訟団に関わるなど、地域貢献活動に忙しく、お母様も健康を損ねていたことから、ご自身のもう一つの夢だった「社長になる」夢を実現させるべく、1987年に教職を辞め家業の浅野撚糸株式会社に転職されました。

2代目社長に就任し、新商品を開発

 転職後は、円高の進行で採算がとれず経営的に厳しい状況に陥る中、1995年には、お父様の跡を継いで、浅野撚糸株式会社の2代目の代表取締役社長に就任しました。

 浅野社長は、「せっかく会社を継いだのだから日本一の撚糸屋になろう」と思い、複合撚糸の研究に打ち込み、新しい機械を入れましたが、その後仕事は全部中国に取られて2000年に仕事が無くなる事態に陥りました。

 浅野社長は、生き残りをかけて、大規模なリストラを行うとともに、2005年に三重県津市にある「おぼろタオル株式会社」と共同で製品の共同開発をすすめてブランド化を図り、下請けからの脱却を目指しました。

 そして、2007年には、現在も大ヒット中の自社ブランド商品「エアーかおる」をデビューさせました。。

 エアーかおるは、同じボリュームのタオルと比べると重さを半分にして、吸水力を50%以上も向上させた高機能で高吸水性が高く、肌触りもいいタオルで、発売後、たちまち主婦の間で大人気となり、2007年の発売以来、累計1,900万枚を販売するほどのロングセラー商品になりました。

エアーかおる発売後の快進撃

 自社ブランド商品「エアーかおる」は、2013年の第5回ものづくり日本大賞で経済産業大臣賞を受賞、2014年には文部科学大臣表彰の科学技術賞を受賞、更に同年の第28回中日産業技術賞では特別奨励賞を受賞する快進撃を果たしました。

 また、2018年8月30日放送の「カンブリア宮殿」への出演や、「ガイアの夜明け」などテレビ出演も多数こなされています。

東日本大震災からの復興を目指す福島県双葉町への新工場設立

 こうして、繊維産業の寵児となった浅野撚糸の浅野社長が、2019年に東日本大震災からの復興を目指す福島県双葉町に来たきっかけは、経済産業省の課長からの紹介でした

 経済産業省の女性課長から、「繊維の復興をしましょう」と言われたことと、東日本大震災があった時に何も自分ができなかったことに対する良心の呵責があったことから、福島県双葉町への進出を決めました。

 この話を受けたら大変なことになると思い悩みつつも、最終的には双葉に進出する気持ちが勝ち、30億円をつぎ込んで、2023年に新工場を設立・稼働させました。

 昔から、浅野家は村一番の貧乏なのに、浅野社長の おばあ様は生活に困った方々を自宅に泊めるなど、分け隔てなく接していらしたそうです。

 浅野社長のお父様も、水害で屋根まで水に浸かり億単位の損失が発生しても、親戚からの電話に笑いながら「会社はつぶれるかもしれないが、家族が元気なら大丈夫」と応えて、前向きに再建に取り組む豪快な方だったようです。

 浅野社長が、今回息子さんと共に双葉進出を成功させるためには、「神の領域に到達しないとね。それには、まず全力を出し切ることが必要で、最後の条件は利他の心だろう」と話しているそうです。浅野家のDNAには、そういったものが流れているのでしょうね。

 浅野社長は、今回の進出が成功したら最終的に第三者との資本提携も考えているそうですが、現時点では、浅野社長と息子さんの二人で「売上100億円」まで成長させる計画で頑張っているそうです。

双葉町の工場見学の場所と名前

 東日本大震災からの復興を目指す、福島県双葉町での巨大新事業展開として、浅野社長は、大学時代にお世話になった福島に工場を開設しました。

 2023年4月22日に稼働開始した新工場の名前は「フタバスーパーゼロミル」です。

 この工場は、人口1万人の街づくり、観光客を300万人呼び込むことを目標に完成した新工場は大規模複合施設で、工場見学ができる撚糸工場だけでなく、ショップやお洒落なカフェ&バーも併設されており、浅野撚糸が誇るブランド商品の「エアーかおる」関連商品のお買い物や食事も楽しめる観光スポットです。

 フタバスーパーゼロミルの所在地は、福島県双葉郡双葉町中野舘ノ内1-1となっていて、施設内の直売店飲食店工場の事務所への問い合わせ先については、以下の通りです。

エアーかおる双葉丸(ショップ)  TEL:0240-23-7646
KEY’S CAFE 福島双葉(カフェ)  TEL:0240-23-7642
フタバスーパーゼロミル(事務所) TEL:0240-23-7648

◆営業時間/10:00~18:00
◆定休日/月曜日
◆最寄り駅/JR常磐線双葉駅徒歩20分

 浅野社長が一大決心をして双葉町に進出させた「フタバスーパーゼロミル」は、双葉町の活性化に大いに貢献していることに間違いなく、浅野社長の活動は、繊維産業の枠組みを飛び越えた福島県の復興を果たす巨大プロジェクトの一つとして動いているんですね。

カンブリア宮殿に浅野撚糸の浅野雅己社長が出演

 2018年8月30日放送の「カンブリア宮殿」への出演に続き、浅野雅己社長は2025年3月6日放送の「カンブリア宮殿」(木曜 23:06~23:55)に出演されます。

 故郷の岐阜県を離れて福島県双葉町に新工場「フタバスーパーゼロミル」を30億円をかけて開設してからの3年は、これまでの人生で一番つからった時期と、浅野社長は番組内で回想されました。

 利他の心が大切と語り、またナンバーワンよりもオンリーワンを目指すと語る、浅野撚糸浅野雅己社長。その素顔を番組内で拝見できることが楽しみですね。

まとめ

今回は、カンブリア宮殿に二度目の出演が決まった浅野撚糸株式会社代表取締役浅野雅己のさんと、福島県双葉町に開設した新工場について調べて、

  • 浅野雅己さんは、浅野撚糸株式会社の2代目となる代表取締役社長
  • 大学時代を過ごした福島県双葉町の復興のために30億を投じて工場やショップを合わせた大型複合施設のフタバスーパーゼロミルを開設した
  • 浅野雅己社長の双葉町新工場(フタバスーパーゼロミル)の場所は、福島県双葉郡双葉町中野舘ノ内1-1
  • 浅野撚糸の浅野雅己社長がテレビ東京系「カンブリア宮殿」に出演日は2025年3月6日

等と分かりました。

 浅野社長が、双葉町への進出を悩んでいた時、既に病床にあった初代社長であったお父様からは、「困難を伴う大変な事業になる。自分一人の問題でないので、孫(浅野社長の息子さん)とよく相談して決めるように…。」と慎重に考えるよう助言を受けたそうです。

 ただお父様はその後で、「自分ならその話を引き受けてやるけど…。」とポツリと話された一言が、浅野社長に「これまでの人生で一番つからった時期」と回想させた今回の双葉町への進出事業に取り組む決心をさせたのでしょうね。今後のご活躍をお祈りいたします。

コメント

タイトルとURLをコピーしました