11月8日 金曜日午後7時30分からは、2024NHK杯フィギュア 女子シングル ショートプログラムが放送されます。
注目は、2年ぶりに出場の坂本花織さんの活躍と、9月にスケート連盟理事に選出された宮原知子さんの解説デビューですね。
今回は、連盟最年少理事に就任された宮原知子さんにスポットをあてて、プチを情報を集めてみました。最後までお楽しみ下さい。
グランプリシリーズ
今年のISU(国際スケート連盟)のグランプリシリーズは10月から11月の間に、第1戦アメリカ、第2戦カナダ、第3戦フランス、第4戦日本、第5戦フィンランド、第6戦中国で開催され、グランプリファイナルは12月にフランスで行われます。
出場する選手は、前シーズンの国際競技会成績などで選抜された選手達で、男・女シングル、ペア、アイスダンスの競技を、全6試合の内、最大で2大会まで選んで出場することができます。そしてファイナルには、各競技成績優秀な上位6人(ペア)が出場できるそうです。
今回のNHK杯は、今年のシーズンのフランプリシリーズ第4戦になりますね。
宮原知子さん
プロフィール
宮原知子(みやはらさとこ)さんは、1998年3月に京都市で生まれ、ご両親と妹さんの4人家族の中で成長された現在26歳の独身女性です。
ご両親(お二人とも医師)のご都合で幼少期から7歳までアメリカで過ごされ、宮原知子さんはアメリカで4歳の時にスケートと出会われたそうです。
帰国後は、立命館小学校、関西大学中等部・高等部、関西大学文学部に進学され、2021年に同大学を卒業、お勉強の方も大変優秀だったそう、試合で海外遠征にいっても通訳無しで対応可のようですよ。
趣味は、料理、読書、本気のウィンドウショッピング、長風呂だそうで、好きな食べ物はパイナップルとチーズだそうです。性格は寡黙で引っ込み思案らしいのですが、内に秘めた闘志は熱いものを持っているらしく、努力家だといわれていますよ。
競技歴
ジュニア時代 ☀
2011-2012シーズンにジュニアグランプリシリーズに初出場し、ファイナルに出場し第2位になる。
全日本ジュニア選手権にも初出場し初優勝。また、シニアに交じって全日本選手権にも出場し、総合6位に入賞する。
シニア時代
〇 2013ー2014シーズンに、シニアのグランプリシリーズにデビューする。デビュー戦は、日 本大会(NHK杯)で総合5位、全日本選手権でも総合4位、そして四大陸選手権では総合2位好成績を収める。
〇 2014ー2015シーズンは、グランプリシリーズに2大会出場し成績はいずれも3位、ファイナル出場を逃す。全日本選手権では初優勝し、四大陸選手権では2連連続で総合2位となる。
〇 2015-1016シーズンは、グランプリシリーズアメリカ大会で3位、日本大会(NHK杯)で優勝し、ファイナルへ出場し、総合2位となる。全日本選手権でも2連覇を果たし、3度目の出場の四大陸選手権でも優勝する。
〇 2016-2017シーズンは、グランプリシリーズカナダ大会で3位、日本大会(NHK杯)で2位となり、2年連続ファイナル出場し、2年連続で総合2位の成績を収める。全日本選手権は3連覇を達成する。その後、「全治4週間の左股関節の疲労骨折」の怪我を負う不運に見舞われる。その後試合を全て欠場となる。
〇 2017ー2018シーズンは、怪我を克服した後、グランプリシリーズ日本大会(NHK杯)から復帰し総合5位、次のアメリカ大会(スケートアメリカ)では優勝する。ファイナルでも総合5位に入賞し、完全復活を印象付ける。全日本選手権でも4連覇を達成、ピョンチャンオリンピックの代表にも選ばれるが、惜しくもオリンピックでは4位入賞に止まり、メダル獲得はならず。
〇 2018-2019シーズンは、グランプリシリーズアメリカ大会で優勝、日本大会(NHK杯)も2位で、4年連続プリファイナル出場を果たすが、最下位(6位)となる。4連覇中の全日本選手権も3位となり、5連覇の偉業を逃す。
〇 2019-2020シーズンは、グランプリシリーズ中国大会で総合2位、続くロシア大会では総合4位となり、5年連続のファイナル進出を逃す。全日本選手権は総合4位で、6年連続の表彰台を逃す。
〇 2020ー2021シーズンは、新型コロナ禍の影響で、グランプリシリーズは中止。全日本選手権は総合3位。
〇 2021-2022シーズンは、グランプリシリーズアメリカ大会で総合7位、2戦目のイタリア大会で総合5位、ファイナルへの出場を逃す。北京オリンピック代表選考会を兼ねた全日本選手権でも総合5位に沈み代表を逃す。
引退、プロ転向
宮原知子さんは、2022年3月26日に、ご自身のブログ等で現役引退を発表し、引退後はプロスケーターに転身することもあわせて発表されました。そして、4月1日に行った引退会見では「4歳からスケートを始めて、ただただ無心に滑ってきたんですけれども、気付けば競技者として本格的にスケートをしていて」とご自分の競技人生をそう振り返えられました。
プロに転向後は、アイスショーの出演がメインとなり、1カ月ほど海外でのツアーにも出るられることや、スケートを教える機会もあって、試合のアンバサダーやインタビュアーの仕事などもにも挑戦されいているようですね。
まとめ
…、とざっくりと彼女の競技人生を振り返りましたが、今年の9月23日に、日本スケート連盟から驚きの発表がありました!
そうです。なんと宮原知子さんが、日本スケート連盟の理事に選出されたのです。
なんでも、連盟の100年近い歴史の中で、2012年に選任された荒川静香さん(30歳で就任)の最年少記録を大幅に更新しての、26歳での理事就任だそうです。
確かに、競技成績だけならば、他の方でも…、と思うのですが、おそらく、連盟では、宮原知子さんのこれまでの競技に対する思いや努力を高く評価されたのだと思います。
連盟は、「現役のスケーターと年齢が近くともに大会に出場した経験のある選手も多いため、現場と連盟をつなぐ役割として期待している」とコメントしており、今回のNHK杯の解説者デビューも、連盟理事としてのお仕事の一環なのかもしれませんね。
ところで、宮原知子さんのプロフィールに、「性格は寡黙で引っ込み思案らしい」と記載してしまったのですが、解説は大丈夫なのでしょうか?
宮原知子さんの現役時代のニックネームは”ミス・パーフェクト”だったので、おそらく、解説もパーフェクトにこなして下さるでしょう。
坂本花織選手の演技と、宮原知子さんの解説、今から放送が楽しみですね。
今回も、最後までご覧いただきありがとうございました。
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